Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

カテゴリー: 昆虫

  • ムカシトンボの産卵痕

    林道わきにチョロチョロと流れる水辺にかかるフキ。
    ムカシトンボが産卵するのはこんな場所と、あたりをつけて探してまわり、ついに見つけた産卵痕。

    もちろん、本当に撮影したいのは産卵シーンですが、

    確かに2日前そこを見た時は気づきませんでした。
    ということは前日の産卵だったのか・・・何とも悔やまれますが、縁があれば不思議に出あえるものです。
    近づいてはいますが、あまり熱を入れても今年はダメかも知れないなあと、私の勘がそうささやきます。

    ところで、どこで当たったのか、翌日より私の首はヒドイかぶれ症状が出てしまいました。
    患部は人に見せられないような気持ちの悪い状態です。とにかく痛くて辛い。。。

    ウルシ?ツタウルシ?
    自分はこういった植物毒に強いつもりでおりましたが、今年からダメになってしまったのかも知れません。

  • ヤマトシロアリの結婚飛行

    ムカシトンボの産卵痕を見つけたものの、その後一匹とも出あえず。

    収穫が少ないのはつらいもの。何か別の試みでもやっておくべきだったかと焦りの気持ちまで出始めます。

    唯一、収穫と言えば、逆光線に浮かび上がるたくさんの虫を見つけたことでした。

    一直線に、同じ方向に向かって飛んでいく様子は、結婚飛行に飛び立つ羽アリのようです。

    今頃なんだっけと発生元を確かめてみると・・・

    アリではなく、シロアリでした。
    東北のこの地でシロアリと言えばヤマトシロアリです。

    草の根本に巣の出入り口が開いているようですが、よく見えません。飛ぶのがあまり得意ではないシロアリは、高い所にのぼって飛び立ちます。

    それでもどうしてもうまく飛べずに、下に落ちるのがかなりたくさんいるようでした。

  • マイマイカブリ

    コクワガタのいたヤナギの木には、4mほどの高さにマイマイカブリが一匹。
    こんな時には、またしてもGX200の登場です。

    一脚の先にカメラを取つけ、フォーカス、露出、ストロボすべてマニュアルで適当な所に固定し、10秒のセルフタイマーをセットします。そして、ひょいとマイマイカブリの側に寄せて、だいたいこんな感じかと1枚撮影。

    画像を確認し、位置を修正し、再び撮影。これを何回かくり返して撮影しました。
    カメラの動じずに樹液を吸い続けてくれたマイマイカブリに感謝。よく見れば、右の後脚が欠損しています。
    木に登るのに困ることはないのでしょうか。

  • コクワガタ

    川原のヤナギにコクワガタが集まっています。
    シロスジカミキリの脱出口からは樹液がしみ出し、また、そこはちょうどいい隠れ家にもなります。
    雄同士が出あってケンカが始まりました。

    穴の中には雌が陣どっておりました。

    こんなにすっぽりおさまっていられたら、雄は樹液を吸うこともできなさそうですが、まるで不満な様子は見られません。雌が安心して自分の傍らで食事しているのが、何より楽しそうです。そして時々やってくる邪魔者を打ち負かした瞬間もたまらないようです。

     

    この感じ、われわれ人間の雄にも共感できる部分がありそうじゃないですか?

  • ミヤマカラスアゲハ

    相変わらず一匹二匹ずつですが、今年は方々でミヤマカラスアゲハに出あいます。
    高速度カメラ試用中に出あえなかったのが本当に残念。

    これでも多い方です。

    しかし本当に敏感な連中です。
    3メートルほどの距離から撮影し、一歩踏み出したら 一斉に飛び立ってしまいました。

    その後も戻ってきてはくれません。
    近くに似たような吸水ポイントがいくつもあるからなのでしょう。