よりによって変な所にとまってくれたもんです。残念ながら近くのキクザキイチゲに来ることなく、遠くに飛び去ってしまいました。
体長1cmちょっと。ナガハナアブの一種かと思いますが、詳しくは分かりません。見事なまでに、マルハナバチにそっくり。腹端のオレンジ色なんて、そのまんまじゃないかと思われます。
確か、昨年も同時期、同じ場所で永幡さんと一緒にこれを見ております。
雪のない小諸では2月末にはムラサキケマンの若葉を見ることができ、ウスバシロチョウの小さな幼虫も早い時期から見ることができました。でも、雪深い山形、特に今年は3月末になってようやく地表が出たばかりです。さて、ウスバシロチョウの幼虫はどうしているでしょうか?
意外な事に、すでにいい具合に葉を広げたムラサキケマンがそこら中に見られました。ウスバシロチョウの幼虫も、雪の下にできた空間で、ある程度成長しているかも知れません。。。
食草の辺りをしばらく見てまわったところ、ようやく二匹、小さな幼虫を見つけることができました。
同じ株の近くで、枯れ葉の上で日光浴していました。
やっぱり、まだ本当に小さな幼虫でした。体長3mmほど。
1齢幼虫じゃないでしょうか?
まだ卵から孵ってまもないところなのかも知れません。
キャノンの5×以上の倍率をどうやって得られるか、色々模索しております。
先日、顕微鏡対物レンズの良さそうなのを見つけて、写真用に使えるものかどうかもわからないまま入手。メスアカミドリシジミの卵を撮影してみました。
絞りのないレンズなので、ボケボケになってしまうだろうと思ってファインダーをのぞいてみると、あれ?、思ったより深度があります。コレなら使えるかもと期待しました。
でも、深度合成した写真を見ると、結構怪しい部分が見られます。妙にフラットな白い部分がたくさんありますが、そのあたりは、うまく合成しきれなかった可能性があります。いつもより細かいピッチで30枚撮影の合成なのですが、まだ足りないのかも知れません。ボケが強くて、それで合成が難しくなっている可能性もあります。このあたり、さらに追求していきたいと思います。
ミズイロオナガシジミも撮影してみました。こちらは、あまり変な感じもなく、キャノンのMP-E65mmでは解像できなかった部分もしっかり見せてくれました。まずいことに、保管中にカビが成長してきたようです。このクモの糸のようなものは、おそらく菌糸でしょう。
ちなみにこのレンズ、OLYMPUSの金属顕微鏡用の対物レンズ10×です。