Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

カテゴリー: 昆虫

  • マルハナバチに似たハナアブ

    よりによって変な所にとまってくれたもんです。残念ながら近くのキクザキイチゲに来ることなく、遠くに飛び去ってしまいました。

    体長1cmちょっと。ナガハナアブの一種かと思いますが、詳しくは分かりません。見事なまでに、マルハナバチにそっくり。腹端のオレンジ色なんて、そのまんまじゃないかと思われます。

     

    確か、昨年も同時期、同じ場所で永幡さんと一緒にこれを見ております。

  • ウスバシロチョウの幼虫


    雪のない小諸では2月末にはムラサキケマンの若葉を見ることができ、ウスバシロチョウの小さな幼虫も早い時期から見ることができました。でも、雪深い山形、特に今年は3月末になってようやく地表が出たばかりです。さて、ウスバシロチョウの幼虫はどうしているでしょうか?

     
    意外な事に、すでにいい具合に葉を広げたムラサキケマンがそこら中に見られました。ウスバシロチョウの幼虫も、雪の下にできた空間で、ある程度成長しているかも知れません。。。

     

    食草の辺りをしばらく見てまわったところ、ようやく二匹、小さな幼虫を見つけることができました。
    同じ株の近くで、枯れ葉の上で日光浴していました。

     

    まずは一匹目
       

     

    そしてもう一匹
       

    やっぱり、まだ本当に小さな幼虫でした。体長3mmほど。
    1齢幼虫じゃないでしょうか?
    まだ卵から孵ってまもないところなのかも知れません。

    幼虫を探したのはこんな場所。まだ雪が残っております。

  • ミスジチョウの幼虫

    日本赤十字に義援金を送ろうと、鶴岡郵便局に出かけました。どこの郵便局でもいいわけですが、よし送るぞ!という気合いが鶴岡で一番の郵便局に向かわせましたが、途中また思いっきり吹雪いてきて・・・全くいったい何なんだろう。。。今日は3月17日、啓蟄はもう10日も前に過ぎてるんだぞ!

     

    銀座通りのアーケードの中にも雪が入ってきます。すでに花芽がふくらみはじめたジンチョウゲも寒そうです。

    ついでに一月に見つけた神社のミスジチョウの幼虫を見に行きました。2ヶ月たっても、もちろん幼虫の作った台座はしっかり枝についています。

    もう1ヶ月もすれば、カエデの新芽も開くでしょう。あともう少しです。

  • 顕微鏡対物レンズでチョウの卵

    キャノンの5×以上の倍率をどうやって得られるか、色々模索しております。

    先日、顕微鏡対物レンズの良さそうなのを見つけて、写真用に使えるものかどうかもわからないまま入手。メスアカミドリシジミの卵を撮影してみました。

    絞りのないレンズなので、ボケボケになってしまうだろうと思ってファインダーをのぞいてみると、あれ?、思ったより深度があります。コレなら使えるかもと期待しました。

     

     


    でも、深度合成した写真を見ると、結構怪しい部分が見られます。妙にフラットな白い部分がたくさんありますが、そのあたりは、うまく合成しきれなかった可能性があります。いつもより細かいピッチで30枚撮影の合成なのですが、まだ足りないのかも知れません。ボケが強くて、それで合成が難しくなっている可能性もあります。このあたり、さらに追求していきたいと思います。

     

     


    ミズイロオナガシジミも撮影してみました。こちらは、あまり変な感じもなく、キャノンのMP-E65mmでは解像できなかった部分もしっかり見せてくれました。まずいことに、保管中にカビが成長してきたようです。このクモの糸のようなものは、おそらく菌糸でしょう。

    ちなみにこのレンズ、OLYMPUSの金属顕微鏡用の対物レンズ10×です。

  • アオスジアゲハの蛹


    海沿いの林を見てまわっていて、ふと、1本のタブノキが気になりました。高さ2mもない、まだ小さなタブノキの上の方に、いかにもアオスジアゲハの幼虫が残したような食痕が見られます。秋にそこで育ったものがいるとすればと覗き込んだら・・・ありました!!

     


    これまで野外で卵も幼虫も見ていますが、蛹は見つけたことがありませんでした。色は全体にきれいなので、とりあえず寄生されている様子はありません。勘ですが、生きていると思います。羽化は5月上〜中旬かと思います。それ以降に確認すれば、無事越冬できたかどうかも分かるでしょう。