Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

カテゴリー: 昆虫

  • コミミズクの幼虫

    再びコミミズクの幼虫を探しました。
    どうも、枝の下側にとまっているのが基本のようです。雨や雪にあたらないためでしょうか。

    かがくナビにも記事を書いていますので、ぜひご覧下さい。

    これを背中側から見ると更に存在がわからなくなります。

    少し緑がかった幼虫もいました。ヒント画像など作るまでもなく、体の輪郭がよくわかります。

  • ミスジチョウの幼虫

    雪や地吹雪についてはよく伝えられますが、庄内の冬の暗さについてはあまり聞かれないと思います。
    小諸から庄内に移って、あらためて驚いたのはこの暗さでした。

    暗い空、強烈な稲光、雷鳴、突然に降り出す激しいあられ、雨、雪・・・。
    当初はめげそうになりましたが、防寒・防水対策をしっかりして出れば、まあ楽しいものです。

    また、少ないながらも収穫があると喜びもひとしお。
    この日はミスジチョウの幼虫を見つけました。

    カエデでなかまの木に残った枯葉。よく見ると・・・

    こんなふうにミスジチョウの幼虫がとまっているものも、たまに見つかります。

    枯葉によく似た姿で、実によくとけこんでおります。
    気温も体温も下がって、幼虫は全く身動きできない状態で長い冬をすごします。
    天敵が近づいても、そっと隠れるなんてできるわけがありません。
    生死がかかっていることです。精一杯に目立たないように自らの姿を演出します。

  • コミミズクの幼虫

    コミミズクといっても昆虫の方です。
    体をピッタリ枝に貼りつけて越冬する幼虫は、今では子供向けの本にも紹介されていて結構有名です。
    でも、自分の子供の頃は知らないままで、探すこともありませんでした。
    山形で見るとは思いませんでした。


    二匹います。わかりますか?

    正解はこちら!

    take1さんのご指摘>>>にもありますように、二枚目の写真を見ても、きっと初めてこの昆虫を知った方はわからないでしょう。本当の答となる写真とはなっていません。ゴメンなさい。
    もっと寄った写真が必要です。しばらく後になりますが、あらためて答をアップすることを約束します。

    >>>かがくナビの「コミミズク(幼虫)」の記事を、ぜひご覧下さい!

  • キノカワガ

    ようやく見つけたキノカワガは、小諸や関東平野で見ていたものと、ちょっと違う場所にとまっていました。

    横にのびた太めの枝の下側です。
    小諸時代は、まっすぐ上にのびたケヤキやクヌギの幹にとまっていましたから、かなり意外な感じ。

    やっぱり雪対策なんでしょうか。庄内でもこんな場所を探したら見つかるかも知れません。
    ちなみに、ここは山形市。

    同じ枝に、少なくとも3匹が同じように下側にとまっていました。
    このような場所を好む傾向があるとみていいのではないでしょうか。

  • オオムラサキの幼虫

    山形市でのこと

    前日は思いがけず小学生時代のプチ同窓会に誘われ、なんと担任の先生にもお会いして、
    やっぱり奥の方に眠っていた記憶が次々に引き出されました。
    すごく楽しい飲み会でした。

    その余韻があってか、朝は何だか懐かしい夢から目覚め、その勢いで実家の近所を散歩に出ました。
    そこで見つけたのがオオムラサキの幼虫です。
    場所は、実家のすぐ近く。
    もう30年以上も前、私が生まれて初めて見つけたのと同じエゾエノキの根本でした。

    まだちゃんと見つかります。やはり嬉しいものです。

    次に、中〜高校生の頃によく通った山に向かい、着くなりまず幼虫探しをしてみました。
    運よく5分とたたずに幼虫がボロボロ見つかりました。
     
    結構いるじゃないか! たまたまかも知れませんが・・・
    今年の7月はじめは別の場所を探してしまったけれど、今思えば、どうしてこっちにこなかったかな〜

    さて、山形市のオオムラサキはだいぶ減ったと聞きます。もちろんそのはずです。
    でも、こうして幼虫を見ているうちに、自分の目でもよく確かめなければと思いました。

    考えてみれば、30年前でもオオムラサキはそれほど多かったわけではありません。
    当時、私の小学校に新しく赴任された校長先生が、「ここにはオオムラサキが残っているんですね、素晴らしい」
    とおっしゃっていたのを、今もよくおぼえています。
    樹液にたくさん群がるオオムラサキの図は、子供の頃から見たことがなかったですし、
    だいたい梢の高いところにテリトリー争いをしているのを見上げてばかりだった記憶です。