Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

カテゴリー: 昆虫

  • HD高速度映像 ホシホウジャク

    高速度HDカメラ Photron社 FASTCAM SA2で撮影した動画です。撮影日は10月8日。
    SA2の基本性能は、最大解像度2048×2048ー1080fpsですが、解像度を落として更に撮影速度を上げることもできます。1920×1080で2000fps!1024×1024でも3200fps!
    また、解像度が高いので、広い画面で撮影し、そこからトリミングしても高画質を維持しているのが嬉しいところ。

    ホシホウジャクがツリフネソウの蜜を吸っています。
    花の奥の渦巻きに蜜があるようで、長い口がそこまで達しているのが、シルエットで確認できます。
    秒500コマでの撮影ですから、この22秒の映像は、実時間では約1.3秒を記録したものとなります。

    最近、一部で話題になっているAppleTV。自分も買ってみました。
    そこでYouTubeで自分の映像を見たところ、あまりに高画質に表示されるので焦っております。
    パソコンで見ているより遙かにキレイ。。。通常速度の映像は60Pで表示できないので滑らかさはありませんが、
    高速度映像については30Pでも全く問題ありません。

    これはもっと画質を落とさないといけないかも知れません。

  • オオスズメバチの威嚇ポーズ

    天気が悪く、今にも雨が降り出しそうな勤労感謝の日。
    不活発ではありますが、オオスズメバチはまだ樹液に来ていました。
    動きは鈍く威嚇の動作もゆったり。前脚を大きく広げて大きく見せようとし、お腹を曲げてきます。
    夏場だと迫力に負けて踏ん張れないところですが、今なら飛んできてもたたき落とす事ができそうです。
    ようし、がんばろう!と思ったのですが・・・
     

    威嚇はハチにとってもしんどいようです。すぐに立ち上がらなくなってしまいました。
    エネルギーを相当使うのでしょう。

  • クロスズメバチのハンティング

    オオスズメバチが秋遅くまで活動できるのは、巣が地中に作られているためです。
    「地蜂」の別名をもつクロスズメバチも同じ。


    11月後半のこの時期に働きバチがヤツデの花にくる虫を狩ったりしているのですから驚きます。
    まだ巣内に幼虫がいるんじゃないでしょうか。


    ヒラタアブをつかまえたのはヤツデの花の上。
    ポトンと落ちて、葉の縁にぶら下がるようにとまったのを見ると、もうすでにアブの翅をかみ切っています。
    逃げられないようにでしょうか、最初は前脚と中脚で獲物をしっかり押さえています。

    やがて姿勢を変えて、肉団子にまとめていきます。

    ↑これでほぼ完成です。
    この直後、巣に向かって飛び去っていきました。

    ちなみに、場所は海岸近くの日当たりのよい神社。
    県内で、もっとも最後まで秋が残っている場所と思います。

  • クヌギカメムシ

    本日の遠出の目的の一つは、クヌギカメムシでした。
    長野時代は毎年の恒例行事のように写真に撮っていたこのカメムシ。果たして山形の生息状況はどうなのか?
    まず、クヌギがほとんどない山形県。庄内では、鳥海山の麓の公園に植えられている若木を見ただけで、
    巨木が並ぶ雑木林は見たことがありません。
    内陸では数カ所見ていますが、それでも少なめ。かわりにアベマキは山形市周辺に多く見られます。
    クヌギカメムシはアベマキにもつくのでしょうか?知りたいことはたくさんあります。

    山形に戻って3年目で、ようやくその確認に出てみました。

    結果は何だかすっきりしないものでした。
    いることはいますが、数は非常に少ないと思われます。
    アベマキの若木に、今日はトータル5匹ほど見ました。

    小諸では、たいてい一本の木に数十匹集まって産卵していましたから、寂しいばかり。
    卵塊も、2本ほど見つけただけでした。

    ちょっと少なすぎ。
    だんだん、これは本当にクヌギカメムシなのか、自信がなくなってきました。

    一匹、尾の長い寄生バチが、アベマキの幹のすき間に産卵管をさしこんでおりました。

    カミキリの幼虫に産卵でしょうか?

  • クリオオアブラムシ

    この日一番目にした昆虫は、何と言ってもヤツらでした。
     

    テントウムシについて、チョットしたことがありまして、まだ間もないこともあって
    「嫌悪感」が妙に気になってしまう今日この頃(笑)。
    でも、晩秋の雑木林では、どうしても目に入ってくるこの「数」はやはりムシできません。

    かがくナビでも記事を書いてみました。こちらもぜひ、ご覧下さい。