Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

カテゴリー: 昆虫

  • キノカワガ

    ようやく見つけたキノカワガは、小諸や関東平野で見ていたものと、ちょっと違う場所にとまっていました。

    横にのびた太めの枝の下側です。
    小諸時代は、まっすぐ上にのびたケヤキやクヌギの幹にとまっていましたから、かなり意外な感じ。

    やっぱり雪対策なんでしょうか。庄内でもこんな場所を探したら見つかるかも知れません。
    ちなみに、ここは山形市。

    同じ枝に、少なくとも3匹が同じように下側にとまっていました。
    このような場所を好む傾向があるとみていいのではないでしょうか。

  • オオムラサキの幼虫

    山形市でのこと

    前日は思いがけず小学生時代のプチ同窓会に誘われ、なんと担任の先生にもお会いして、
    やっぱり奥の方に眠っていた記憶が次々に引き出されました。
    すごく楽しい飲み会でした。

    その余韻があってか、朝は何だか懐かしい夢から目覚め、その勢いで実家の近所を散歩に出ました。
    そこで見つけたのがオオムラサキの幼虫です。
    場所は、実家のすぐ近く。
    もう30年以上も前、私が生まれて初めて見つけたのと同じエゾエノキの根本でした。

    まだちゃんと見つかります。やはり嬉しいものです。

    次に、中〜高校生の頃によく通った山に向かい、着くなりまず幼虫探しをしてみました。
    運よく5分とたたずに幼虫がボロボロ見つかりました。
     
    結構いるじゃないか! たまたまかも知れませんが・・・
    今年の7月はじめは別の場所を探してしまったけれど、今思えば、どうしてこっちにこなかったかな〜

    さて、山形市のオオムラサキはだいぶ減ったと聞きます。もちろんそのはずです。
    でも、こうして幼虫を見ているうちに、自分の目でもよく確かめなければと思いました。

    考えてみれば、30年前でもオオムラサキはそれほど多かったわけではありません。
    当時、私の小学校に新しく赴任された校長先生が、「ここにはオオムラサキが残っているんですね、素晴らしい」
    とおっしゃっていたのを、今もよくおぼえています。
    樹液にたくさん群がるオオムラサキの図は、子供の頃から見たことがなかったですし、
    だいたい梢の高いところにテリトリー争いをしているのを見上げてばかりだった記憶です。

  • HD高速度映像 ホシホウジャク

    高速度HDカメラ Photron社 FASTCAM SA2で撮影した動画です。撮影日は10月8日。
    SA2の基本性能は、最大解像度2048×2048ー1080fpsですが、解像度を落として更に撮影速度を上げることもできます。1920×1080で2000fps!1024×1024でも3200fps!
    また、解像度が高いので、広い画面で撮影し、そこからトリミングしても高画質を維持しているのが嬉しいところ。

    ホシホウジャクがツリフネソウの蜜を吸っています。
    花の奥の渦巻きに蜜があるようで、長い口がそこまで達しているのが、シルエットで確認できます。
    秒500コマでの撮影ですから、この22秒の映像は、実時間では約1.3秒を記録したものとなります。

    最近、一部で話題になっているAppleTV。自分も買ってみました。
    そこでYouTubeで自分の映像を見たところ、あまりに高画質に表示されるので焦っております。
    パソコンで見ているより遙かにキレイ。。。通常速度の映像は60Pで表示できないので滑らかさはありませんが、
    高速度映像については30Pでも全く問題ありません。

    これはもっと画質を落とさないといけないかも知れません。

  • オオスズメバチの威嚇ポーズ

    天気が悪く、今にも雨が降り出しそうな勤労感謝の日。
    不活発ではありますが、オオスズメバチはまだ樹液に来ていました。
    動きは鈍く威嚇の動作もゆったり。前脚を大きく広げて大きく見せようとし、お腹を曲げてきます。
    夏場だと迫力に負けて踏ん張れないところですが、今なら飛んできてもたたき落とす事ができそうです。
    ようし、がんばろう!と思ったのですが・・・
     

    威嚇はハチにとってもしんどいようです。すぐに立ち上がらなくなってしまいました。
    エネルギーを相当使うのでしょう。

  • クロスズメバチのハンティング

    オオスズメバチが秋遅くまで活動できるのは、巣が地中に作られているためです。
    「地蜂」の別名をもつクロスズメバチも同じ。


    11月後半のこの時期に働きバチがヤツデの花にくる虫を狩ったりしているのですから驚きます。
    まだ巣内に幼虫がいるんじゃないでしょうか。


    ヒラタアブをつかまえたのはヤツデの花の上。
    ポトンと落ちて、葉の縁にぶら下がるようにとまったのを見ると、もうすでにアブの翅をかみ切っています。
    逃げられないようにでしょうか、最初は前脚と中脚で獲物をしっかり押さえています。

    やがて姿勢を変えて、肉団子にまとめていきます。

    ↑これでほぼ完成です。
    この直後、巣に向かって飛び去っていきました。

    ちなみに、場所は海岸近くの日当たりのよい神社。
    県内で、もっとも最後まで秋が残っている場所と思います。