Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

カテゴリー: 昆虫

  • クヌギカメムシ

    本日の遠出の目的の一つは、クヌギカメムシでした。
    長野時代は毎年の恒例行事のように写真に撮っていたこのカメムシ。果たして山形の生息状況はどうなのか?
    まず、クヌギがほとんどない山形県。庄内では、鳥海山の麓の公園に植えられている若木を見ただけで、
    巨木が並ぶ雑木林は見たことがありません。
    内陸では数カ所見ていますが、それでも少なめ。かわりにアベマキは山形市周辺に多く見られます。
    クヌギカメムシはアベマキにもつくのでしょうか?知りたいことはたくさんあります。

    山形に戻って3年目で、ようやくその確認に出てみました。

    結果は何だかすっきりしないものでした。
    いることはいますが、数は非常に少ないと思われます。
    アベマキの若木に、今日はトータル5匹ほど見ました。

    小諸では、たいてい一本の木に数十匹集まって産卵していましたから、寂しいばかり。
    卵塊も、2本ほど見つけただけでした。

    ちょっと少なすぎ。
    だんだん、これは本当にクヌギカメムシなのか、自信がなくなってきました。

    一匹、尾の長い寄生バチが、アベマキの幹のすき間に産卵管をさしこんでおりました。

    カミキリの幼虫に産卵でしょうか?

  • クリオオアブラムシ

    この日一番目にした昆虫は、何と言ってもヤツらでした。
     

    テントウムシについて、チョットしたことがありまして、まだ間もないこともあって
    「嫌悪感」が妙に気になってしまう今日この頃(笑)。
    でも、晩秋の雑木林では、どうしても目に入ってくるこの「数」はやはりムシできません。

    かがくナビでも記事を書いてみました。こちらもぜひ、ご覧下さい。

  • オオスズメバチ

    夏の間どうも縁がなかったオオスズメバチ。今頃にらめっこしています。
    もっとも、こんな秋が深まった今だからこそ、落ち着いて撮影できるというもの。
    我々の身近にもっとも危険な野生生物といえば、クマなんぞではなく間違いなくスズメバチです。
    巣を攻撃しないかぎり大丈夫などと、私は思いません。

    まだまだ働きバチが活動中、コナラの樹液を熱心になめていました。さすが鶴岡は温暖。
    なにしろ、まだ氷点下の朝がありません。

    後で撮影した画像を確認していて、大アゴの間からのびる口が気になりました。特に左の画像。
    こんな形をしていたとは知らなかった。。。

     

  • フクラスズメ

    山形より鶴岡に戻り、ちょっと夜の雑木林の散策に行ってみることにしました。
    夜になっても気温は10℃を下らず、生暖かい感じがします。
    昼間、山形ではクロスジフユエダシャクが飛んでいるのを見ましたが、鶴岡はどうなっているのだろう。。。

    残念ながらフユシャクは一匹も見ませんでしたが、かわりに樹液にやってきたフクラスズメを見ることができました。オオスズメバチも来ていて、ドキッとしましたが、よく見れば雄でした。

     

  • ナミテントウ

    人によってはかなりの嫌悪感をいだくこんなカットも、私のようなものにとっては楽しくなるばかり。ナミテントウの集団越冬の図は、撮りたくてもなかなかお目にかかれないものです。


    一匹、カメノコテントウもまじっていますが、他は全部ナミテントウ。

    でも、こんなのはホンのごく一部です。おびただしい数のナミテントウが集まった、ある谷間の小屋で、どう撮影したら「数」を写せるのかともがいた末に、ちょっとまとまっていた所を撮っただけのもの。このおそらく数百倍のテントウムシが、小さな小屋に集結した、ビックリ仰天な光景でした。

     


    ツマジロカメムシとスコットカメムシも外壁をたくさん歩いていました。
    しかし、ナミテントウと一緒に固まったりはしないようでした。