Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

カテゴリー: 昆虫

  • アゲハ

    先週は喜々としてカラスアゲハの撮影にまわりましたが、アゲハは少なめに感じていました。
    ところが今日はアゲハが大当たり。次々に目の前に現れます。
    夏のアゲハ類は8月のはじめに固め打ちできそう。。。今年得た収穫でした。


    ヤブガラシに吸蜜する雌。


    のばした口に花粉がついているのが見えます。
    ヤブガラシの受粉の媒介者はハチがメインと思いますが、アゲハもちゃんと役に立ってそうですね。

    こちらは8/8撮影のオニユリでの吸蜜シーン。翅にしっかり花粉がついています。

    こちらは雄。夏型の雄は、後翅の丸いオレンジの模様が白く抜けているのが特徴です。

  • ハイイロチョッキリか?

    コナラかナラガシワか判別できないままですが、そこに実に面白いものを見つけました。
    ところどころ枯れたようになっている部分です。

    何気なく見ていてドキンとしました。これはもしやハイイロチョッキリの仕業じゃないでしょうか?
    1つアップにします。

    コナラやクヌギの実に卵を産み、その実のついた枝ごと切り落とすハイイロチョッキリの習性は、
    今やあまりに有名です。私も小諸時代は毎年、お盆前あたりから道路にたくさん落ちているのを見ていました。
    しかし山形に戻ってきてから、道路におちたものを見ていません。
    (追記)
    とんでもない間違いです。ただちゃんと見ていなかっただけでした。
    ハイイロチョッキリのドングリは、その後、方々で多数見かけることになりました。。。

    庄内にはいないんだろうと思いかけていましたが、これを見ると・・・

    枝の切り口

    ドングリの表面には産卵痕らしきものも

    小諸ではオトシブミはほとんど切り落としていましたが、庄内ではサワグルミで巻くものはほとんど切り落としません。理由はわかりませんが、ハイイロチョッキリにも共通の理由があるのかも知れません。

    でも、まずは虫自体を確認できないことには始まりません。
    数日中に同じ場所をまた探してみたいと思います。

  • ヒロバネカンタン

    夜の浜辺にヒロバネカンタンの声を聞く。。。

    なんと贅沢な音空間でしょう。しばし寝転んで、そこにただ浸ってみました。
    何か良好な脳内物質が放出されたようで、ここしばらくで最もハッピーな気持ちになったかも。
    波の音もバランスよく、遠くでロケット花火に興じる少年たちの騒ぎすら耳に心地よく。

    こいつはもったいない。
    しばしサボりまくっている音集めを再開しなければと思った瞬間でした。

    鳴いているヒロバネカンタン。
    なんと美しい虫でしょう。
    繊細なガラス細工のような・・・このうす緑色もたまりません!

    LEDライトを当ててみても、この美しさはわかりません。
    これはもう写真を撮るものだけの楽しみでしょう。

    シロスジコガネに、この日もまたGX200で追いかけてみました。

    夜の闇ゆえに撮りやすいということもありますが、期待以上によく写ってくれます。

  • シロスジコガネ

    先日、昼の砂浜を歩いたとき、ずいぶんたくさんシロスジコガネの死骸が転がっていました。無傷なところをみると、暑さで死んだのではと思われました。
    いずれにしても、そこでたくさん飛びまわっているのは間違いありません。日没後の浜辺を歩いてみました。

    薄暮の中でまず活発に飛びはじめたのはスズメガでした。
    ぼんやりとながら数匹ハマゴウの花に来ているのが見えます。
    花から花へ実にスピーディーに移っていきます。追いかけるのも大変でしたが、何とか1枚。

    コスズメでしょうか。

    まもなくシロスジコガネも現れました。

    うかつにも、いつも携帯しているLEDライトを忘れてきてしまいました。ストロボMR-14のモデリングライトだけが頼りですが、シロスジコガネは歩くのが早い早い。。。

    ちょっとピンぼけ。でも雄の触角が開きぎみで何ともカッコイイ。

    気がつくと、そこら中にカップルができておりました。

    軽い気持ちでGX200で追ってみましたが、結構よく写ります。

    ライトを忘れたのは失敗でした。。。

  • カナブン

    ここに来て樹液がまた出はじめているのでしょうか。
    コナラの根本にカナブン

    カナブンとクロカナブン。ここにアオカナブンもいたらなあ。。。

    いい場所って、よく手の届かないところにあります。ここには3種がそろっているようです。。。

    カエデの仲間のようでしたが、ツタウルシに絡みつかれ傷ついたところから樹液が出ていたようです。

    絵面が似ているので並べてみます。

    これはミミズの死骸に集まるオオヒラタシデムシ。一匹幼虫も混じっています。

    カナブンとシデムシを一緒にするな!という声が聞こえてきそうですが(私もこちら派ですが)、たいして違わないじゃん!という意見も確かにあるだろうなと思いました。