Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

カテゴリー: 昆虫

  • クジャクチョウ

    山形の実家にお盆のお墓参りに行ってきました。
    長野に住んでいたときは帰省に片道400キロで車で7時間の距離でしたが、
    いやいや近くなりました。今や帰省とは大げさに感じてしまう距離です。

    ついでに、蔵王を少しまわってきました。
    目当てはアサギマダラにクジャクチョウ。話に聞いてはいましたが、確かに多かったです。
    小諸にいた頃の湯の丸高原を思い出す密度でした。


    ヨツバヒヨドリもクジャクチョウもピークは過ぎた感があります。
    来年は、8月の始めに訪れてみようと思います。


    アサギマダラは少々翅が傷んでいても、あまりボロ感がありません。実に清々しいチョウです。
    清々しいといえば、下界は酷暑の中というのにここは何と涼しいこと!
    まるで別世界でした。

    おっと、この子は!

    「AYA16」とくっきり読めます。
    前翅には「ZAO」の文字・・・どうやらマーキングされて間もないようですね。
    どこか遠くで再発見されるのを私も祈りましょう。

  • ムラサキシャチホコの幼虫


    オニグルミの葉裏に見つけたこのイモムシ。
    確かコレは・・・と期待に胸をふくらませ家に帰りました。
    調べた結果は予想通り、どうやらムラサキシャチホコの幼虫のようです。

    面白いのは何と言っても成虫です。
    今年も6月には山あいのオニグルミの辺りを見てまわりましたが、まったくダメでした。
    まさかこんなところで幼虫に出あうことになるとはね・・・

  • アゲハ

    先週は喜々としてカラスアゲハの撮影にまわりましたが、アゲハは少なめに感じていました。
    ところが今日はアゲハが大当たり。次々に目の前に現れます。
    夏のアゲハ類は8月のはじめに固め打ちできそう。。。今年得た収穫でした。


    ヤブガラシに吸蜜する雌。


    のばした口に花粉がついているのが見えます。
    ヤブガラシの受粉の媒介者はハチがメインと思いますが、アゲハもちゃんと役に立ってそうですね。

    こちらは8/8撮影のオニユリでの吸蜜シーン。翅にしっかり花粉がついています。

    こちらは雄。夏型の雄は、後翅の丸いオレンジの模様が白く抜けているのが特徴です。

  • ハイイロチョッキリか?

    コナラかナラガシワか判別できないままですが、そこに実に面白いものを見つけました。
    ところどころ枯れたようになっている部分です。

    何気なく見ていてドキンとしました。これはもしやハイイロチョッキリの仕業じゃないでしょうか?
    1つアップにします。

    コナラやクヌギの実に卵を産み、その実のついた枝ごと切り落とすハイイロチョッキリの習性は、
    今やあまりに有名です。私も小諸時代は毎年、お盆前あたりから道路にたくさん落ちているのを見ていました。
    しかし山形に戻ってきてから、道路におちたものを見ていません。
    (追記)
    とんでもない間違いです。ただちゃんと見ていなかっただけでした。
    ハイイロチョッキリのドングリは、その後、方々で多数見かけることになりました。。。

    庄内にはいないんだろうと思いかけていましたが、これを見ると・・・

    枝の切り口

    ドングリの表面には産卵痕らしきものも

    小諸ではオトシブミはほとんど切り落としていましたが、庄内ではサワグルミで巻くものはほとんど切り落としません。理由はわかりませんが、ハイイロチョッキリにも共通の理由があるのかも知れません。

    でも、まずは虫自体を確認できないことには始まりません。
    数日中に同じ場所をまた探してみたいと思います。

  • ヒロバネカンタン

    夜の浜辺にヒロバネカンタンの声を聞く。。。

    なんと贅沢な音空間でしょう。しばし寝転んで、そこにただ浸ってみました。
    何か良好な脳内物質が放出されたようで、ここしばらくで最もハッピーな気持ちになったかも。
    波の音もバランスよく、遠くでロケット花火に興じる少年たちの騒ぎすら耳に心地よく。

    こいつはもったいない。
    しばしサボりまくっている音集めを再開しなければと思った瞬間でした。

    鳴いているヒロバネカンタン。
    なんと美しい虫でしょう。
    繊細なガラス細工のような・・・このうす緑色もたまりません!

    LEDライトを当ててみても、この美しさはわかりません。
    これはもう写真を撮るものだけの楽しみでしょう。

    シロスジコガネに、この日もまたGX200で追いかけてみました。

    夜の闇ゆえに撮りやすいということもありますが、期待以上によく写ってくれます。