鳴いているんだから音のする場所を探せばいいわけですが、
彼らは草むらの根際を鳴きながら移動しているので、なかなか難しいのです。
もちろん、草にぶつかってしまったり、パキッと音を立てれば、すぐに鳴きやんで気配を消してしまいます。

比較的見通しのよい海辺の草地で格闘すること2時間・・・それぐらいやった気がします。
ようやく何枚か撮影できましたが、鳴いている姿はついにとらえることができませんでした。
庄内のキリギリスは信州のものより手強い感じがします。
アオイトトンボは普通種で、山の水辺を見てまわるとどこにでもいる感じです。でも、毎年、このトンボの美しさにはハッとさせられて同じような写真を撮ってしまいます。
希少種のコバネアオイトトンボじゃないか、などと思ってしまうこともあるのですが、どういうわけか前年に感激した記憶がリセットされ、特別なものを見たような気になってしまうのです。
今年もまたやってしまいました。

白い粉を吹くのはアオイトトンボの雄の特徴。
複眼の青は何度見ても綺麗です。
近くに多かったキイトトンボ。これも真夏によく見る普通種です。

クロイトトンボ。これも普通種で、かなり地味なイトトンボです。
そう思っているためか、ろくな写真が撮れていません。いざという時に困るはず。

アオイトトンボと争うように目の前にとまってくれました。
いい機会をもらいました。。。
一昨年だったか、荘内日報で鶴岡市街地にハグロトンボが50年ぶりに帰ってきたという記事を見て、
非常に驚いたことを思い出します。
ハグロトンボは小諸では全くの普通種でしたから「50年ぶり」の復活なんて・・・
すぐには信じられませんでした。
でも、何人か虫に詳しい地元の方たちに聞いてみると、どうも事実のようです。
今は、私も確かにそうだったのだろうと思えるようになってきました。
庄内は日本一だった時代もある米どころ。新しい農業技術は積極的に取り入れてきた土地です。
早くからコンクリート堰が発達し、農薬の使用も積極的だったでしょう。
現在、水生昆虫を求めて庄内平野を見てまわると、それはもう寂しいばかりです。
ハグロトンボが一時消えたとしても、当然だったかもしれません。