Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

カテゴリー: 昆虫

  • シロスジコガネ

    先日、昼の砂浜を歩いたとき、ずいぶんたくさんシロスジコガネの死骸が転がっていました。無傷なところをみると、暑さで死んだのではと思われました。
    いずれにしても、そこでたくさん飛びまわっているのは間違いありません。日没後の浜辺を歩いてみました。

    薄暮の中でまず活発に飛びはじめたのはスズメガでした。
    ぼんやりとながら数匹ハマゴウの花に来ているのが見えます。
    花から花へ実にスピーディーに移っていきます。追いかけるのも大変でしたが、何とか1枚。

    コスズメでしょうか。

    まもなくシロスジコガネも現れました。

    うかつにも、いつも携帯しているLEDライトを忘れてきてしまいました。ストロボMR-14のモデリングライトだけが頼りですが、シロスジコガネは歩くのが早い早い。。。

    ちょっとピンぼけ。でも雄の触角が開きぎみで何ともカッコイイ。

    気がつくと、そこら中にカップルができておりました。

    軽い気持ちでGX200で追ってみましたが、結構よく写ります。

    ライトを忘れたのは失敗でした。。。

  • カナブン

    ここに来て樹液がまた出はじめているのでしょうか。
    コナラの根本にカナブン

    カナブンとクロカナブン。ここにアオカナブンもいたらなあ。。。

    いい場所って、よく手の届かないところにあります。ここには3種がそろっているようです。。。

    カエデの仲間のようでしたが、ツタウルシに絡みつかれ傷ついたところから樹液が出ていたようです。

    絵面が似ているので並べてみます。

    これはミミズの死骸に集まるオオヒラタシデムシ。一匹幼虫も混じっています。

    カナブンとシデムシを一緒にするな!という声が聞こえてきそうですが(私もこちら派ですが)、たいして違わないじゃん!という意見も確かにあるだろうなと思いました。

  • アカハネナガウンカ

    何の本だった、たくさん並んでいる写真を見たおぼえがあります。
    でも私が見るときはたいてい一匹。
    他の半翅目のように何か振動で呼び合ったりするんでしょうか。
    そうしたら一ヶ所に固まってみることもあるのでしょう。きっとチャンスは近いはず。。。

  • 飛島の観察会にて

    連日の猛暑に不安を覚えつつ、飛島観察会当日を迎えました。
    本日の受講生21名。朝8時45分酒田港発の定期船で飛島に行ってきました。

    飛島が近づいてきました。天気は最高! 風も少なく体感温度は・・・・

    この写真「とびしま」二階の展望デッキから。
    実は下見の回で、大きな間違いを書き込んでおります。
    というのは、この二階展望デッキの存在にうかつにも気づかなかったのです。
    前の定期船は階段より上は二等室だったかで入っていけない空間だった、その記憶が視野を狭くしておったのです。

    さて、1時間20分の船旅で飛島に到着。ミンミンゼミの大合唱が迎えてくれました。
    まずは港の遠賀見神社でミカドミンミンを探します。

    よかった〜! うまく採集できて、皆さんに見てもらえました。
    ミンミンゼミ自体もキレイですが、黒が抜けたこのミカドミンミンは更に美しい!

    午前中は海水浴場の先、海岸沿いの道を歩きました。

    賽の河原、ローソク岩まで行って折り返し。
    岩陰の涼しい空間があって、皆さんホッと一息。

    ところで飛島の海水浴場は、水のキレイな本当にいいところです。
    しかもこの通り人が少なくて周りに気をつかわなくても良さそうですね。
    小学生の頃、叔母さんに連れてきてもらって、ヤドカリ集めに興じた一日が今も忘れられません。

    予約していた港旅館さんでお昼をいただき、午後は鼻戸崎・巨木の森方面に向かいました。
    先日の下見で見たあの光景を見るのが目的だったのですが、なんと既にイヌザンショウの花は終わっていました。

    見事に一匹もおりません。2年前と比べると、だいぶ進んでいる感じがします。
    やはり連日の猛暑がそうさせたのでしょう。
    もっとも、ヤブガラシやノブドウの花に群れるアオスジアゲハは道中たくさん見ることができましたので、受講生の皆さんには満足していただけました。

    巨木の森を進む一行。
    まだ14時前というのにヒグラシがにぎやかでした。
    森の中は薄暗いとはいえ、ヒグラシの鳴くきっかけがまたよくわからなくなりました。

    巨木の森を抜けた後は、小物忌神社をぬけて中村港に出るコースをとりました。
    13時に港旅館を出発し、予定通り15時に勝浦港に戻ることができました。

    帰りの船では再び二階デッキへ。
    冷房の効いた船内よりも、風にあたっている方が気持ちよく感じられました。

    ありがとう!また来ます。

  • ツクツクボウシ

    山形県内では局所的ですが、いくつか生息地があります。
    どこもかなり以前から生息が報告されているポイントで、生息域が拡大しているわけでも
    減少しているわけでもないように思われます。

    今年はじめてツクツクボウシの声を聞いたのは7月24日。
    同じ場所に再び訪れてみると、ありがたいことに低いヤナギで鳴いているものがいくつかいました。
    庄内に移って3年目にしてようやくまともに撮影できました。

    たいていのセミはストロボをたくと色味が強調されていい感じに写るのですが、
    ツクツクボウシは地味なままです↓