Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

カテゴリー: 昆虫

  • トラハナムグリ

    赤川河川敷での観察会にて

    ヒルガオに顔を突っ込んでいるトラハナムグリを発見。

    花粉を食べているわけでもなく、そのままお休み中の様子。
    受講生のお一人が「何だかこっちを見ているみたいね」とおっしゃるのを聞いて初めて気がつきましたが、確かに、トラハナムグリの模様は後ろ向きに顔があるようです。
    眼状模様の中心は目の輝きまで!

    残念だったのは、本当の顔の見えるカットを撮影していなかったことです。
    また機会があるとは思いますが。。。

    こちらはアオカナブン。
    だれか幹に傷つけたんでしょうけどNGです!!
    こんな事をしなくともヤナギからは樹液はたっぷり出てますヨ!

    ゴマダラカミキリ。今まさに旬なカミキリです。

    何で「ゴマダラ」というのかという話題が出ました。
    私は考えたこともなかったのですが、とっさに「碁斑」なんじゃないかと答えました。
    イヤ、自信なげにだったので、皆さんの印象には残らなかったかも知れません。
    その後ネットで調べると「胡麻斑」と説明しているものが大半でありましたが、
    自分と同じような見解を見ましたので、それほど的外れではなかったかと安心しているところです。

    増えてきたといえば、マメコガネも最盛期。
    イタドリでも何でもぼろぼろに食っていました。

    これまでちゃんと探してはいませんでしたが、庄内でエビイロカメムシを見たのは実は初めてです。

    ただ、色合いが妙です。羽化直後はこんなだったでしょうか?

  • コフキトンボ

    ちょっと驚きました。

    コフキトンボがこんなに集まっているのを見たことがありません。

    足場が悪いところで、たくさんいるのに近づけたのはこの1匹だけでした。

    池の畔にはセスジイトトンボもたくさん見られました。

  • シロスジカミキリ

    のちに梅雨明けは18日とされましたが、この16日の午後を境に夏が来たと感じたのは私だけではないでしょう。この日の画像を見直して、あらためて確信しました。

    これは夏の雲です!

    低いヤナギに立派なシロスジカミキリがいました。

    枝をかじっていたようです。

    そのまま待ってみましたが、枝かじりを再開してはくれませんでした。。。

  • アカスジキンカメムシなど

    明日の観察会を前にコースを下見。その途中で見つけた虫たちです。

    まずはアカスジキンカメムシ!この虫しばらく探していました。
    小諸ではミズキ、クマノミズキ、ヤマボウシ、キハダなど様々な植物に見ていましたが、
    庄内に移ってから何故か縁がありませんでした。ミズキを探しても全然見つかりません。

    思いがけず見つけたのは、キブシの実でした。
    あとで調べてみると、全農教のカメムシ図鑑にもちゃんとキブシも寄生植物に含まれていました。

    どうでしょう?大きさといい形といい、まるでキブシの実に擬態しているかのようです。
    金緑色に光るアカスジキンカメムシが見事にとけこんで、これが意外にも気づきにくいんです。

    マダラウスバカゲロウ

    この虫は小諸の海野さんのアトリエで毎年見られる虫でした。
    日中、気がつくと室内にいて窓辺にとまっているんです。
    ひょっとして室内で発生しているんじゃないかと、海野さんと二人冗談交じりに話していたのを思い出します。
    懐かしい〜


    ノコギリカメムシ


    モンシロナガカメムシは植物の種を含む何者かの糞に集まっていました。

  • ヤマトマダラバッタの幼虫

    庄内の砂浜に生息するヤマトマダラバッタ(ヤマトバッタ)。
    これはその幼虫です。

    うまく砂にとけ込んだ模様。1センチにも満たない大きさ。
    見つけるのにまず一回飛んでもらうのですが、着地点を確認して近づいても
    見つけられない事があります。
    このバッタの擬態、なかなかのものと思います。

    近くにはショウリョウバッタの幼虫。
    これも見事な擬態です。

    そしてクルマバッタモドキの幼虫。

    こんな様子を見ていると、彼ら擬態の名手たちは自分を客観視する能力を持っているに違いないと思えてきます。
    少しだけ飛びだした複眼が、視界を相当広くしているのかも知れません。