Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

カテゴリー: 昆虫

  • セモンジンガサハムシ

    サクラの葉裏に多いセモンジンガサハムシ。
    葉っぱにぴったり張りつくようにとまり、アリなどの敵から身を守ります。
    胸と前翅の縁が透明なのは、果たしてどんな狙いがあるのか? 色んな想像してみるのも楽しいです。

    さて、セモンジンガサハムシは幼虫もサクラの葉を食べて育ちます。
    成虫の近くには、小さな幼虫が何匹かついていました。

    幼虫の背中にのっているのは脱皮殻(と糞?)です。
    4本ある長い尾状突起がそれぞれの脱皮殻にも確認できるのが面白いですね。
    まだ3mmほどの小さな幼虫ですが、脱皮殻の数からすでに3齢幼虫であることがわかります。

    成虫は葉裏にばかり見られますが、幼虫は表にも裏にも同じように見られます。

    卵はないかと探してみました。たぶん、これがそうでしょう。
    ヒルガオに見られるジンガサハムシの卵に似ています。

    何だか活き活きして見えません、この卵。
    すでに幼虫が出ていったあとかも知れません。

  • アオバシャチホコの幼虫

    ヤマボウシの葉を食べるシャチホコガの幼虫を見つけました。
    まずは1枚GX200で接写。

    すると、つかんでいた葉を離して、何だか妙な形に縮こまりました。

    きっと脅しのつもりなんでしょうけど、いったいこの形は何でしょう。
    私らが怖がる何かに化けようとしているんでしょうか。

    わからない。。。こやつの狙いは何なのでしょう。
    真下から見上げたら何か見えるかと思いましたが、やっぱりわかりません。

    腰のあたりに突きだした目のように見える突起が、何かなんでしょうけど。。。

    ゴメンね、分かってあげれないわ。

  • エサキモンキツノカメムシ

    庄内におけるエサキモンキツノカメムシの寄生植物がまだよく分かっていません。
    一昨年、アオハダに卵を守っているのを見たくらいです。
    幼虫が若い実の汁を吸って育つという事に注目していくと、自ずと分かってくると思っているのですが、
    小諸でよく見ていた、ミズキにもキハダにもウルシ、ツタウルシにも見ていません。

    今日1つ発見しました。ヤマウルシです。
    私にはまた意外な植物に思えました。

    母親に抱かれている卵は瑞々しい感じがします。
    産みつけられてそう日数が経っていないように思われます。

    卵が孵化し、幼虫が2齢に脱皮するまで守り続けます。

  • ウラキンシジミ

    川西町にて

    これまでウラキンシジミとは縁がありませんでした。
    小諸時代はおそらく一度も目にしなかったと思います。

    写真に撮るのはホントうまれて初めて。最初の数枚はボケボケ、久しぶりに胸が高鳴りました。
    地味な色合いで、どこが「裏金(うらきん)」かと思われるでしょうが、私には金ピカに輝いて見えました。

    しか〜し。。。ウラキンに漢字を当ててみたら全然違う読みにも見えてしまう!
    ウラキンシジミの命名者も、さすがにそこまで責任持てないよ、というところでしょうけど。

    羽化して間もないようです。こんなキレイな個体が、数匹おりました。

    近くにオオミドリシジミも一匹。これも羽化して間もないようです。
    何しろけんかっ早い連中ですから、こんなキレイな状態は長くは続きません。

    表のミドリもすこ〜し見せてくれました。ナイス!

    ウラキンときたら次はウラクロも撮りたいところ、ですね

  • 山形にて

    山形で中学時代からよく通った場所。

    時間なく山形に寄ったときなどは、迷わずここに来ます。

    山頂付近でテリトリー争いしていたコジャノメ。

    今年の初めに、庄内のコジャノメについて話題が出て、
    見たような気もするけど写真に撮ろうとしたかどうか分からなくなっていました。
    それで春から、コジャノメを気にしながら見てまわっております。
    その結果ですが、どうも目に入ってきません。縁がないのか、やはり庄内には少ないのか。。。

    ヨツボシナガツツハムシ。

    小諸の海野さんのアトリエにもたくさんいました。
    これも庄内ではまだ見ておりません。

    クロヒカゲ。

    山頂付近で数匹テリトリー争いをやっていたヤンマ。

    ブレブレでしたが、写真に撮ってようやくコヤマトンボと分かりました。
    中高生の頃にもきっと飛んでいたと思いますが、その頃はトンボにはあまり関心がありませんでした。

    コナラの幹には、もうシロスジカミキリの産卵痕もありました。