Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

カテゴリー: 昆虫

  • トチの花の虫たち


    ここは大鳥。今頃貴重な咲き始めのトチの花。
    天気が良い日ならもっと見つかるかも知れませんが、雨模様の中で花の虫をのぞいてみました。

    特に多かったこのカメムシ。シマアオカスミカメムシでしょうか?

    でも図鑑によればシマアオカスミカメムシはコンロンソウにつくとあります。トチノキとコンロンソウではずいぶん遠いですから、違うかも知れません。

    ウスイロクビボソジョウカイ

    種名のわからない赤く印象的だったゴミムシ。

    ヒゲナガガにしては触角が短いので雌でしょう。ヤマキヒゲナガでしょうか?

  • ゴマダラオトシブミ

    雨の中でもゴマダラオトシブミは働き者。
    ミズナラの葉を巻いて揺籃づくりです。

    気温が低めなためか、動作は鈍く、ゆっくりゆっくり巻いていました。

  • ラクダムシ

    何でこの虫がラクダムシというのか?
    子供の頃から謎だったのですが、今やネット検索で色々出てきてくれるのでありがたいことです。
    この昆虫、ドイツ語だとKamelhalsfliegen。ここから和名「ラクダムシ」がきているとか。
    日本語に訳すとラクダ首の虫というところでしょうか。
    そうか〜「首」なんですね。キリンほどじゃないですが、確かにラクダも首長。

    山形市にて

  • 山形市にて

    山形市を流れる馬見ヶ崎川で虫さがし。
    場所は、かつて花火大会の打ち上げ場所だったあたり。
    火が山肌にうつった事故は、大学卒業後でしたか、目の前で見ておりました。

    羽化してまだ間もないようなダビドサナエ。

    こちらはダビドサナエの雌。

    コフキサルハムシ(リンゴコフキハムシ)

    白い粉はさわると取れてしまいます。

    イトカメムシ

    脚や触角はまさに「糸」のように細いカメムシです。

    アリグモのカップル

    糸のテントに入った雌と見張りの(?)雄。

    さて、川べりの低いニセアカシアに小さなオトシブミの揺籃を見つけました。

    これを作ったのは、この3mmほどの小さなオトシブミのようです。

    セアカヒメオトシブミと思いますが、ニセアカシアにつくとは?
    ヒメクロオトシブミの背赤型と思われます。

    クロスジヘビトンボ

  • タカハシトゲゾウムシ

    そいつは高さ3mほどの葉裏にとまっていました。
    図鑑で見たことはありますが実物は初めて。しかも体長5mmほどの小さな虫です。
    でも、すぐにそれとわかりました。


    この後脚の奇っ怪なスタイル。一体全体どうしてこんな形になったのでしょう?
    図鑑で見るより更に不思議なものに見えます。

    更にアップで撮影しようと枝をたぐりよせました。が、それは無謀でありました。
    そこで、そいつは身の危険を感じて落っこちてしまったのです。
    初めて見る虫で性格もよくわからないのに、あまりに慎重さに欠けてました。
    もっとアップで撮影していたはずなのになあ。。。

    しばらく下草と落ち葉を探しましたが、見つかりっこありません。
    あ〜〜こんなことなら、いったん採集して安全な状態で撮影すればよかった。
    後悔先に立たず。ホントにホント、残念!!

    でもまあ、きっとまたチャンスはあります。
    意外に近い所にいるとわかっただけでもよかったです。
    ちなみに山形市です。