早速撮れましたが、もっと近づこうと思ったところで逃げられてしまいました。何か読まれている?
スジボソヤマキは敏感だし、飛んでしまうとまたすぐにとまってはくれません。
斜面を登っていくのをただ見送りました。
いつもなら、あきらめて別の場所に移るところですが、その場で昼飯を食うことにしました。それがよかった。
複数の雄がほぼ同じようなコースで飛んできてくれました。

翅に垂直に太陽光を受けようと、少々バランスの悪いとまり方をします。
今年初めて見たチョウはキタテハということになりました。
動きが鈍かったので、余裕で撮影できました。

画像を見ていて中学生の自分を思い出しました。生意気にも本格的に昆虫写真に取り組む決意をし、リバーサルフィルムを使いはじめた時のこと。越冬後のチョウたちを撮って初めて現像結果を見たときは、あまりの細かさに仰天しました。当時、最も微細な描写をするフィルムといわれたコダクローム。それを顕微鏡で拡大して見ながら「毛が一本一本描写されている!」と興奮して見ていていました。あれからもう四半世紀。

ピクセル等倍で部分表示。今じゃ感度400で撮影しても明らかにコダクロームより細かい。
写真を撮りはじめた頃は一枚一枚宝物のように扱っていました。
そんな感覚久しぶりに思い出しました。