Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

カテゴリー: 昆虫

  • カンタン

    カンタンの声がだいぶにぎやかになってきました。夜に外をまわるのが楽しい季節です。カンタンたちは、ライトをつけてもあまり動じず、色んな姿を見せてくれます。

    〜の花を食べているのが目立ちます。まだまだ幼虫も多いようです。

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    クズの葉に空いた穴から顔を出して鳴く雄。このスタイルで鳴くものが多く見られます。

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    同じくクズの葉上で鳴くカンタンを後ろから見た図。必ず、何かすき間に体を潜り込ませるようなポーズで鳴くのが特徴です。

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    雄の翅のつけねにある誘惑腺をなめる雌。すでに交尾をすませているが、ずっと離れずにいます。よほど魅力的なものがあるのでしょう。

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  • クギヌキハサミムシ

    夜は夜の虫の世界があるとは言うまでもありませんが、ハサミムシがこんなに活発に歩きまわっているとは改めて驚きました。地面をすばやく走り、虫やミミズなどの死骸をあさっていました。

    クギヌキハサミムシ。ハサミが何ともカッコイイ。

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    ミミズの死骸を食べるこちらは幼虫。暑い日中には決して見られない姿です。

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  • ヘリグロツユムシ

    この虫にはだいぶ前にも一度あっています。2000年9月、帰省先の山形からの帰りに見て、その時はクダマキモドキと間違えてしまいました。不覚にもその間違いに気づいたのは昨年になってからのことです。ヘリグロツユムシという存在を意識したのもそれからで、今年になってようやくまとまった数を見ています。

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  • ヤマトマダラバッタ

    砂浜の草地にすむヤマトマダラバッタ(ヤマトバッタ)。もうほとんど羽化してしまったのか、成虫ばかりが目につきました。

    地表低くをすばやく飛び、俊敏に着地しピタリと動きをとめる。それだけでももう目くらましにあったようになります。バッタもその事をよく心得ているようです。

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    目くらましといえば、ショウリョウバッタもなかなかのものです。バッタの中でも相当でかいほうなのですが、こんな模様のものがこんな草地にいたら・・・まず見つからないでしょう。

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  • ハナダカバチ

    庄内浜にきっといるだろうと昨年も探していたハナダカバチ。結局見つからずでそのままだったのですが、永幡さんより庄内で見たとのメールをもらいました。う〜ん、またしても先を越されましたが、でも嬉しいニュースです。連絡をもらった翌日、現地に行ってみました。

    確かにいました。上下にブンブン震えるような飛び方なのか〜。実は見るのも初めて。

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    砂浜の一角に多いときで5匹。時々砂に下りて休みますが、視界に何か飛んでくるとサーッと寄っていきます。どうも雌待ちの雄ばかりのようです。

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    1時間ほど観察を続けましたが、同じ動きの繰り返し。残念ながら雌の姿は一度も見ませんでした。
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