Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

カテゴリー: 昆虫

  • シャチホコガの幼虫

    オニグルミの葉裏に見つけたシャチホコガの幼虫。
    この虫はかなり奇っ怪な「怪物」だ。
    「エイリアン」やら「遊星からの物体X」なんかに出てきてもおかしくない。
    (私の年代だと例えるものがこんな感じになる。他にもいろいろあるだろう)

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    上の写真は休んでいる時の姿。
    これをちょっと指でさわると、ワッと長い脚をひろげてくる。
    少し虫の知識のある人なら、この長さは「ありえない」ものだとわかるだろう。
    鳥もこんな虫をお腹に入れるのはイヤじゃないだろうか。
    長い脚でお腹を突き破って出てきそうだ。。。
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    近くにいたチュウレンジバチの幼虫。
    チョウやガの幼虫ではなく、ハチの幼虫だ。
    小さいうちは集団で行動し、おどかすと一斉にお尻を上げる。
    集団で同時に動くことで、1つの大きな生きもののように見える効果を狙っているのか。
    初めて見たものは一瞬でもひるんでしまうだろう。
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  • ヒメシジミ

    ヒメシジミが出はじめた。
    昨年、鶴岡のSさんに教えてもらった場所では、すでにたくさんの雄たちが飛び交っている。
    表が青い雄と茶色い雌。みな傷が少なく撮影にはベストな状態だ。
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    ウラギンヒョウモンも増えてきた。
    これもみな新鮮で、オレンジも鮮やか。
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    ヒメシジミはクローバーとニガナに多く来ていた。
    ニガナはやわらかい植物でとまりにくそうだが、チョウもハチも大好きらしい。他に、ヒメウラナミジャノメとコチャバネセセリがずっと吸蜜していた。
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    ムラサキツメクサにはダイミョウセセリ。
    この一匹、10分以上吸蜜を続けていた。
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  • アリとカタクリ

    カタクリの種が実った。
    エライオソームに引き寄せられ、アリたちも忙しく働いている。
    さく果から種を引っ張り出すもの、地面に落ちた種を運ぶもの。
    小さな世界をのぞき込むのは楽しい。

  • アリバチの交尾

    何か飛べずに苦労している虫がいるなあと呑気に見ていたが、
    正体がわかったら大慌て。アリバチのカップルじゃないか!

    詳しい種類はわからない。
    アリバチの仲間は雌は翅をもたず、アリのように地面を歩きまわっている。雄には翅があり、交尾の時はどんななんだろうと気になっていた。

    最初、落ち着きなく地面を歩きまわっていた。
    時々、この姿勢のまま、少し飛ぶこともあった。
    でも、長くは飛べないようで、すぐに降りてしまう。
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    やがて、草の上にのぼって動かなくなった。
    ようやく落ち着いたのか、そこで交尾。
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    あとでしまったかなあと思ったのだが、交尾のシーンを撮影して安心してその場を離れてしまった。
    交尾がすんだらすぐに分かれたかも知れないけど、更に何かもっとドラマチックな行動があったのではないかと思えてきて、もう何か失敗したような気になってしまった。

  • ハッチョウトンボ

    10円玉に隠れてしまうくらいのハッチョウトンボ。
    今年も5月末から姿を見始め、真っ赤に成熟したものも増えてきた。

    150mmマクロで撮影。
    背景の水の反射が美しく丸いボケをたくさん作ってくれた。
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