ヒメシジミは山形では少ないのだそうだ。
小諸にいた頃は普通に見ていたチョウなので、何だかぴんと来ない。昨年、鶴岡での多産地を教えてもらってたくさん見たこともあるし、さらに今日のように野外で幼虫を偶然見つけたりすると、果たして本当に少ないのかと思ってしまう。
食草はヨモギ。アリをたくさん従えているので見つけやすい。
でも、見ていると葉を食べ終わると地上に降りてしまった。葉を食べている時以外はやはり見つけにくいのだろう。
E-520 マクロ50mm+1.4×テレコン
庄内ではサワグルミの葉を巻くナミオトシブミ。
すでにサワグルミは葉を広げて、いつでてもおかしくないぞと目を光らせていたところだ。
オトシブミは油断できない相手だ。
巻くのにちょうどいい葉の大きさとかたさがあって、それは数日限りの事である。
気がつくと、もうひと嵐過ぎ去ったあとで、揺籃だけが残っていたという事はしょっちゅうだ。
最初、一枚目のような光景を見て、ここも既に終わったのかとあせったが、
よく見ると、まだ巻いているものがいくつかいた。
ただし、風が強くていけない。
ビデオ撮影なんてとんでもない状況であった。
同じサワグルミにはカメノコテントウも少なくなかった。
となると、もちろんカメノコテントウが食べるクルミハムシの姿もあった。
昨年とまた同じような写真を撮ってしまったが、この異常なまでに膨れあがった雌のお腹は何度見てもスゴイと思う。