Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

カテゴリー: 昆虫

  • チョウセンアカシジミ

    今年から、チョウセンアカシジミの撮影には事前に町の教育委員会(文化財担当)に
    届け出る決まりとなっている(電話0238-62-2141)。
    私も事前にことわりを入れて、昨年より通っているポイントを訪れた。

    今年はチョウセンアカシジミの発生も早まっているらしい。
    もうすでに幹に新しい卵がたくさん産みつけられている。
    最初、パッと目に入ってくる数は少なめだったが、周辺の下草などをのぞいてみると、
    いるわいるわ、確かにかなりの数が発生している。

    P6179843

    12時頃、交尾中のものを見つけた。
    ここは住宅地の中にある生息地。道路沿いのトネリコより発生している。
    近所の人はもちろん、チョウセンアカシジミについてよくご存じだ。
    P6179912 P6179882

    お昼前後、しばらく産卵するものがたくさん現れた。
    目についただけで5匹いたのだが、1時過ぎには全く見られなくなった。
    そこで、今日は用事もあったので撮影を終了し鶴岡に戻った。

    P6179961 P6179962

    チャンスがあったら、一週間以内に再び訪れてみたい。
    昨年見た夕方の乱舞は本当に見事だった。

    ところで、長野県東御市のSさんから気になるメールをいただいた。
    東御市が天然記念物にしている希少種オオルリシジミについて、衝撃的なニュースだった。
    食草のクララの花穂が大量に盗まれていたというのだ(信毎WEBの記事)。
    オオルリシジミは6月のはじめに活発に活動し、クララの花穂に産卵、
    そして今は幼虫は花穂を食べて育っている。
    それをごっそり盗っていったものがいるという、とんでもないことだ。
    私も昨年まで東御市の住人で「オオルリシジミを守る会」の会員である。
    長野にいた頃もあまり会の活動をお手伝いできなかったが、
    熱心に活動されていた皆さんのがっかりされている姿を想うと、本当に悲しくなる。
    盗っていったものはいったい何をしようというのだ。
    誰も得をしない。悲しみが残るばかりじゃないか。

  • シャチホコガの幼虫

    オニグルミの葉裏に見つけたシャチホコガの幼虫。
    この虫はかなり奇っ怪な「怪物」だ。
    「エイリアン」やら「遊星からの物体X」なんかに出てきてもおかしくない。
    (私の年代だと例えるものがこんな感じになる。他にもいろいろあるだろう)

    P6169699

    上の写真は休んでいる時の姿。
    これをちょっと指でさわると、ワッと長い脚をひろげてくる。
    少し虫の知識のある人なら、この長さは「ありえない」ものだとわかるだろう。
    鳥もこんな虫をお腹に入れるのはイヤじゃないだろうか。
    長い脚でお腹を突き破って出てきそうだ。。。
    P6169716

    近くにいたチュウレンジバチの幼虫。
    チョウやガの幼虫ではなく、ハチの幼虫だ。
    小さいうちは集団で行動し、おどかすと一斉にお尻を上げる。
    集団で同時に動くことで、1つの大きな生きもののように見える効果を狙っているのか。
    初めて見たものは一瞬でもひるんでしまうだろう。
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  • ヒメシジミ

    ヒメシジミが出はじめた。
    昨年、鶴岡のSさんに教えてもらった場所では、すでにたくさんの雄たちが飛び交っている。
    表が青い雄と茶色い雌。みな傷が少なく撮影にはベストな状態だ。
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    ウラギンヒョウモンも増えてきた。
    これもみな新鮮で、オレンジも鮮やか。
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    ヒメシジミはクローバーとニガナに多く来ていた。
    ニガナはやわらかい植物でとまりにくそうだが、チョウもハチも大好きらしい。他に、ヒメウラナミジャノメとコチャバネセセリがずっと吸蜜していた。
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    ムラサキツメクサにはダイミョウセセリ。
    この一匹、10分以上吸蜜を続けていた。
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  • アリとカタクリ

    カタクリの種が実った。
    エライオソームに引き寄せられ、アリたちも忙しく働いている。
    さく果から種を引っ張り出すもの、地面に落ちた種を運ぶもの。
    小さな世界をのぞき込むのは楽しい。

  • アリバチの交尾

    何か飛べずに苦労している虫がいるなあと呑気に見ていたが、
    正体がわかったら大慌て。アリバチのカップルじゃないか!

    詳しい種類はわからない。
    アリバチの仲間は雌は翅をもたず、アリのように地面を歩きまわっている。雄には翅があり、交尾の時はどんななんだろうと気になっていた。

    最初、落ち着きなく地面を歩きまわっていた。
    時々、この姿勢のまま、少し飛ぶこともあった。
    でも、長くは飛べないようで、すぐに降りてしまう。
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    やがて、草の上にのぼって動かなくなった。
    ようやく落ち着いたのか、そこで交尾。
    P6108973

    あとでしまったかなあと思ったのだが、交尾のシーンを撮影して安心してその場を離れてしまった。
    交尾がすんだらすぐに分かれたかも知れないけど、更に何かもっとドラマチックな行動があったのではないかと思えてきて、もう何か失敗したような気になってしまった。