Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

カテゴリー: 昆虫

  • オシドリ

    結局、冬の庄内ではオシドリを見たのは鶴岡公園でだけだった。
    春になってから、よく見るようになった。
    冬はやや暖かい地方に移動しているようだ。

    これは水の入ったばかりの田んぼに見たつがい。
    とっても仲良さそうで「おしどり夫婦」の言葉がうまれるのもわかる。
    P5043970

    P5043991

  • ブユの一種

    小諸だったら今頃メマトイがではじめて、イライラしている頃だろうか。こちらではブユにイライラさせられている。五月に入って早々、五月蠅い!
    ちなみにこれは山での話で、家の近くでは見られない。

    種名はわからないが、ブユとしては結構大型。3mm以上ありそう。刺しもしないで、10匹くらい周りをブンブン言っている。車に入ってきて、フロントガラスでジタバタしている。もちろん時々は血も吸っていく。ものすごく不快だ!!

    いつか吸血中の様子を撮影したいと65mmマクロをいつでも出せるようにしていたが、今日、ようやくチャンス到来。しかし、よりによって右手小指のつけね、それも手のひら側。撮りにくい。それに何と痒くなりそうなところを、お前は〜
    IMG_2819 IMG_2823
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    EOS KissD X MP-E65mm

    お腹いっぱいに血を吸い終わると、おしっこまで落とし飛びさった。ブユが口を抜いた直後にパッと血の玉もできた。もちろん患部を絞って毒を抜くようにしたものの、明日はまた痒くなりそうだ。

    こんな私を自虐的と思わないで。ようやくブユの吸血シーンが撮影できて、嬉しかったのだから。

    ところで、子供の頃、郷里の山形市平清水周辺では、ブユの事を「ぶど」と呼んでいた。
    「ぶどがらかっだ〜」わかりやすく書き直すと「ぶとから食われた」だろう。山形弁はいちいち濁るんです。
    ぶどをネットで調べたことはなかったので面白かった。少数派ながら全国的に「ぶと」があるらしい。東京弁でも、西の言葉にも。

    思えば子供の頃、「ぶよ」という人もいた。ぶよ派はかなり多いのではないだろうか。庄内もたぶん「ぶよ」。正式和名では「ブユ」だが、これを普通に使っている人に私はまだ会っていないように思う。

  • ビロードツリアブ

    毎年最初にビロードツリアブを見ると、何だか写欲がわいて追いかけてしまう。
    でも、数が少ないので無駄に疲れることになる。
    今、ちょっと山に入って、カタクリの咲いているような場所をまわってみると、やたら多くて
    そこで「無駄に疲れる」ことをやっていたなあと思うのだ。

    フキノトウで吸蜜。
    フキノトウは左が雌株で、右が雄株。
    P5012946 P5013029

    数が多いと交尾中のものもよく見る。
    P5013101

    特に多く見るのはオクチョウジザクラである。
    ギフチョウの吸蜜シーンは今日も逃したが、ビロードツリアブはバッチリ。
    P5013130 P5013218
    E-520 シグマ150mm

  • ツマキチョウ

    昨日は好天だったが気温が上がらず、今日が全てにおいていい日であることは間違いない。
    そう期待して、さてどこに行こうかと考えたとき、ふと昨年の同時期のことを思い出した。
    そうだ、「あそこ」にはツマキチョウがたくさん出ていた。
    昨年はあまりよく写真も撮れないまま他に時間を使ってしまい、見送ってしまったのだ。

    目標は決まった。
    そして現地に行って思わずビンゴ!と声をあげてしまった。
    ツマキチョウだから数は少ないのだけど、新鮮で写真に撮るにはとってもイイ感じ。
    2時間ほど久しぶりに撮影を楽しんだ。

    とまって休んでいるツマキチョウ。左は雄で右が雌。
    この雌はまだ羽化直後のところを飛ばしてしまったのか、前翅の先端がやや縮んでいる。
    後翅裏は地味な感じで、まわりの枯れ草にとけこみ見つけるのは難しくなる。
    でも、よく見ると、この裏の模様も金色に光り地味ながらキレイである。
    P4292261 P4292274

    雄の吸蜜シーンもいくつか撮れた。
    タンポポは集合花だからか、吸蜜時間は異様に長かった。
    P4292426 P4292449

    こちらは雌。カキドオシに吸蜜中のものと、タネツケバナに産卵中のもの。
    今さらだが、雌雄の区別として、前翅の先端が雄は黄色、雌は黒ではない。
    雄だと黄色い部分が、雌は白なのだ。(間違えて覚えてしまっているのは、私だけだろうか?)
    P4292279 P4292378

    交尾中のものまで撮影できた。
    この日の午前中ツマキチョウに集中しようと思ったのは、まったく正解だった。
    P4292292 P4292311
    E-520 9-18mm シグマ150mm

     

  • ベニヒラタムシ

    この虫もベニボタルに擬態しているのだろうか。
    初夏、アカハネムシやベニコメツキなど、赤黒の甲虫をよく見る。

    朽ち木の表面を歩き回っていた。
    P4282010

    名前の通り、真横から見るとかなり平べったい体型だ。
    P4282027
    E-520 マクロ50mm+1.4×テレコ