Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

カテゴリー: 昆虫

  • タマバチの一種

    うっかり時期を逃してしまったらしい。
    こならの冬芽についているのは、冬によく見る翅のないタマバチの一種。
    すでに産卵はすんでしまった後で、お腹は小さくしぼんでしまった。
    う〜ん残念。
    IMG_2481

    下は近くの枝についていた、ヤママユガの卵。
    近くに空繭があったので、もしやと思ったのだ。
    IMG_2484
    EOS KissD X MP-E65mm

  • クモガタガガンボ

    羽黒山への道の途中、車をとめ道脇の雪上に虫を探した。
    ここもトビムシや翅のあるユスリカ、ガガンボなど少なからず虫がいる。

    トビムシは二種類いた。
    IMG_2455 IMG_2444
    EOS KissD X MP-E65mm

    10分ほど経った頃、めあての虫が歩いてきた。

    昨年12/21に西川で撮影したのは雌だったが今日は雄。
    雄と雌では尾端の形状ははっきり違う。
    それから、後脚の腿節が雌よりずっと太く発達している。
    雄は探すほうだから、より健脚でなければならないのだ。
    今日は気温低めで、ややゆったりと歩いていた。
    P1052441 P1052467
    E-520 マクロ50mm+テレコン

    羽黒山から立谷沢へ下る途中に見た山並み
    今年はまだそれほど積もっていないように感じる。
    P1052470
    E-520 14-42mm

  • 山形市盃山にて

    山形の実家に年始の挨拶に行った。
    ついでに一時間だけ、兄と盃山に。
    オオムラサキの幼虫を探してみたいのが一番の希望だったが、雪が深くて断念。
    エゾエノキは何本か確認できたので、また時期を見て探してみよう。

    この山は中学生の頃よく通ったところ。
    昨年春に山形に引っ越してからは初めて訪れた。
    山裾まで市民プールや公園がだいぶのびたけど、ちょっと登ってみた感じは
    あまり変わっていないように見えた。
    P1022364
    E-520 14-42mm

    道脇の雪に見た虫。
    詳しい種名はわからないが、左より、ウンカ、キノコバエ、タマバチ。
    そうだ・・・翅のないタマバチ、庄内ではまだ探していなかったなあ。
    P1022353 P1022357 P1022359
    E-520 マクロ50mm+テレコン

    馬見ヶ崎川の川原。
    天気がいい日だったが、月山は厚い雲におおわれて全く見えない。雲の向こうは庄内だ。
    この雲のかぶさり方は、佐久平から見る北アルプスの景色にちょっと似ていた。
    P1022367
    E-520 14-42mm

  • クモガタガガンボ

    西川へ向かう途中でクモガタガガンボを見つけた。雌一匹だけだが、手ぶらにならずによかった〜。
    この一匹も気温が高すぎたためか、10分ほどで雪の中に潜ってしまった。クモガタガガンボの最も活動的な温度は-4℃〜0℃だそうだ。この日は第1トンネル付近でも10℃近くまで気温の上がってしまったから、暑くてたまらなかっただろう。もっとも、外気温より雪の表面付近は低いはず。実際には何度くらいになっているのだろう?

    歩く速度は速い。ちょっと画像を確認したりしていると、思いがけず遠くにいっていて見失いそうになる。息を吹きかけたり、かるくさわったりすると、足を縮めて動かなくなる。そんな風にして時間稼ぎしながら撮影した。
    PC212140 PC212169
    E-520 マクロ50mm+テレコン

    ↓こちらは動画
    クモガタガガンボ200812-poster
    HDR-FX1

    目立つのは平均棍だが、前翅も全くないわけではない。
    きっと何の役目もないのだろうけれど。。。
    IMG_2265
    EOS KissD X MP-E65mm

    実はクモガタガガンボを見る前に、こんな虫を見つけた。
    からだの特徴を見ると、ガガンボに違いない。体は細いけれど、クモガタガガンボの一種だと思う。
    自然観撮BBSに質問を送ったところ、これはイマニシガガンボダマシと教えていただきました。
    あらためて見るとガガンボらしくないように思えてきたりして、
    いい加減だなあと自分にあきれました。。。
    PC212096 PC212098
    E-520 マクロ50mm+テレコン

    クモガタガガンボについては、海外のサイトを調べて生態などを確認した。
    英名はSnow Flyであるらしい。日本でもユキガガンボとも呼ばれている。
    随分キレイな名前をつけてもらったものだ。

    Snow Scorpionflyもいるらしい。
    それも日本でも北海道と新潟で発見例があると、永幡さんに教えてもらった。
    すごい!私も見てみたい。
    いや・・・見つけてみたい。

  • ユキカワゲラのなかま

    西川町志津にて。
    すでに雪カワゲラのなかまが歩き始めていた。
    この虫は2月くらいから見られるものと思っていた。
    雪国再入学の私、一から勉強しなおします。

    映像はEX-F1による300fpsのもの。
    この速度だと、3本の脚がセットで歩いているのがよくわかる。