永幡さんから庄内でクダマキモドキを撮影した方がいると聞いていたので、そのうち見れるかと思っていたのだが、まさか自宅の庭にいるとは思わなかった。こんな大きな虫、幼虫の頃に気づいてもよさそうなものだ。。。
これは雌で、産卵管の形状を見るとヘリグロツユムシのそれと違う。サトクダマキモドキで間違いないだろう。
それにしても、光沢のある緑の葉そっくりな姿。
8月31日 山形県鶴岡市 E-520 50mmマクロ+1.4xテレコン
お庭のウメとカキが、気がついたらずいぶんアメシロにやられていた。もう終齢らしい大きな幼虫もいるから、だいぶ前から出ていたようだ。ここ最近お庭の手入れをさぼっていたなと反省。。。
8月29日 山形県鶴岡市 E-520 50mmマクロ+1.4xテレコン
放っておいたら丸坊主にされてしまうから、今いる幼虫は枝ごと切って退治。翌日もう一度見回ると、まだまだアメシロがついていた。カキの枝をかき分け駆除作業をしていたところ、気がつくと、腕の柔らかいところがピリピリ痛む。
やられたな〜と見回すと、思った通り、そこら中にイラガの幼虫もついていた。正確にはヒメクロイラガの幼虫。半袖で作業してはいけませんね。。。
8月30日 山形県鶴岡市 E-520 50mmマクロ
そういえば、山形の私の父は、これを「つばむし」と呼んでいた。名前の由来はわからないが、小さい頃から聞いていたためか、私もつばむしがしっくりくる。ついでに思い出したのだが、同じく父は、ノブドウのことを「どすぶんど」と呼んでいた。私にはヒジョーにぴったりとくるのだが、他の地域の人にはどう感じるだろう?
夜になっても気温の高い状態が続く。何だか落ち着かない。
ふと思い立って、先日果たせなかったマツムシの音集めにでかけることにした。
先日は県境付近にカヤキリの声を聞いて引き返したが、もっと先へ、
マツムシの声を聞くまで行ってみよう。
新潟に向かって、海岸線を走るルートをとった。
国道7号線でしばらく行き、途中から345号線「笹川流れ」へ。
ところで、前回気がつかず、カヤキリの撮影地を山北町としてしまった。
山北町は、今年の4月から村上市になっていたのだ。
荒川町、上林村、朝日村も村上に。何だかちょっと寂しいような。。。
結局、瀬波温泉まで行ってしまったが、そこではもうマツムシは普通に鳴いていた。
他にヒロバネカンタン、カンタン、スズムシ、カネタタキ、ミツカド・エンマなどのコオロギと、
賑やかな合唱を響かせていた(昨夜の星空はまた格別綺麗だった)。
枯れ草によく似た色合いで、ちょっと見つけにくい。
一匹目を見つけるまでは時間がかかった。
マツムシはどんどん場所を変えながら鳴いていた。
8月28日 新潟県村上市 E-520 50mmマクロ+1.4xテレコン
瀬波温泉は、越後平野の北端に位置する。
マツムシの分布、やはり越後平野どまりなのだろうか。
帰りもつい笹川経由のルートをとってしまったが、7号線で戻ればよかった。
葡萄峠までのマツムシの状況を確認するチャンスだったのに。。。
先日カワラバッタのいる場所を永幡さんからおおよそのところを聞いていたので、割と簡単に見つけることができた。このバッタは山形県のレッドデータにリストアップされている。そして特に保護されているわけではないから、撮影地は公開しないでおこう。
カワラバッタは擬態の見事さで著名な種。川原の石がごろごろしている所にとまっていると、見つけるのはかなり難しい。コンクリートやアスファルトの上にいても結構まわりにとけ込んでいる。
上が雌、下が雄。
雄は後ろ足を翅にこすりつけて鳴く。
雌も同じような動きをちょっと見せるのだが、小さな音なのか、聞き取れなかった。
8月27日 山形県某所 E-520 シグマ150mmマクロ