Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

カテゴリー: 昆虫

  • ノコギリクワガタの羽化

    飛島から帰ってノコギリクワガタの蛹が羽化しそうだと張り込みはじめたのだが、
    結局羽化したのは翌朝だった。
    前にも同じ経験がある。
    ノコギリクワガタの羽化は朝8時過ぎが要注意なのかも知れない。
    ちなみに、このノコギリクワガタは7/15〜17に東京に行っている間に蛹になっていたもの。

    08:11           09:19           09:30
    P8041082 P8041084 P8041100
    09:39           09:49           10:00
    P8041117 P8041152 P8041176
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    P8041200 P8041221 P8041260
    8月4日 飼育下 E-520 50mmマクロ+1.4xテレコン

    ところでこの撮影、実は結構やばかったのだ。
    約束があって30分ほどこの場を離れなければならなかったのだが、
    その間に羽化がスタートしてしまっていた。
    戻ってみたら二枚目の写真の状態だったのだ。
    わ〜やばい〜と慌てて再開したのだが、何とか主要な流れは押さえられた。ギリギリセーフである。
    欲を言えばうつぶせに姿勢を変える過程が欲しいところだが、まあ何とかOKだろう。

    ノコギリクワガタは必ずうつぶせになってから羽化を始めるが、
    その時にはだいたい背中が少し割れているように思う。
    以前撮影したときも、確かそうだった。

    一つ前から面白いなあと思っていたことを再確認できた。
    それは6枚目の画像。脱ぎきった殻をすぐにお腹の下に引き込み、
    丸めるようにして抱きかかえている。
    どうも、このあと翅をのばすときに踏ん張るための足場として、
    この抜け殻のまくらは重要そうなのだ。

    それと、画像を入れていないが、左右の後翅をのばすタイミングは一緒でなくともいいらしい。
    最初左だけ伸びて右がしわしわのままで、これは失敗かと思ったが、直後に右も伸びはじめた。
    それも、あっという間。
    一枚の翅が伸びるのに、1分もかからないように思った。

  • 飛島の昆虫たち

    飛島にすむ虫たち。
    取り立ててすごい虫はいなさそうだけど、
    どんな経緯でこの島に住み着くようになったのか考えると面白そう。
    それぞれに違ったルーツがあるのだろう。

    ヤハズカミキリにキボシカミキリ。
    それと、とにかく多かったのはゴマダラカミキリだった。
    P8029684 P8030747

    ヒメアカタテハにミヤマチャバネセセリ。
    他に見たチョウは、アゲハ、アオスジアゲハ、モンキチョウ、モンシロチョウ、
    ベニシジミ、ヤマトシジミ、アカタテハ(幼虫も)、ルリタテハ、クロヒカゲ。
    P8029718 P8020613

    トンボは、オニヤンマ、シオカラトンボ、コシアキトンボ、ウスバキトンボ
    ウスバキトンボは酒田飛島間の海上でも見た。
    海上といえばクマバチも見たのだが、あれは船についていたのだろうか、それとも・・・

    森に入ると、やたらアカヤマアリが気になった。
    ゴマダラカミキリやコメツキがつかまってもがいているのが痛々しかった。
    どうもたまたまアリの行進にぶつかり、狩り出されたようだった。グンタイアリの狩りみたい。
    写真はオオイタドリのアリマキ牧場で
    P8020028

    オオヒラタシデムシでいいのだろうか。ちょっと自信がない。
    午後、島の中央を走る道に何匹もいた。
    雄が雌の触角をかんでいるのは、よく見る光景。
    でも、ホント何でなんだろう?
    P8020478

    セミについてはミンミンゼミの声を聞くことはなかったが、ニイニイゼミとヒグラシは鳴いていた。
    また直翅目については、声のみの確認も含めると、次のような感じ。
    ヤブキリ、キリギリス、エゾツユムシ、エンマコオロギ(幼虫)、オカメコオロギの一種、
    フキバッタの一種

    続いてイヌザンショウに集まる虫たち
    やたら多かったのはアオハナムグリ。それと、小さなハイイロカミキリモドキ。
    さっき調べたら、このカミキリモドキもマメハンミョウのようにカンタリジンを持っているらしい。
    P8020293 IMG_0485

    アカスジツチバチにキイロスズメバチ。
    ハチは他に、コガタスズメバチ、キイロアシナガバチ、セグロアシナガバチを見た。
    もちろん、ハチについては他にもゴマンといるはずだ。
    P8020282 P8020201

    ハチに擬態した虫たちも多い。
    まずはムナブトヒメスカシバにホウジャク。
    P8029702 P8020242

    モモブトスカシバにユーラシアハラブトハナアブ。
    P8020199 P8020288

    スズキナガハナアブ。もっと撮りたかったのに、すぐに姿が見えなくなってしまった。
    P8020236

    これはイヌザンショウによくいる虫なのだろう。
    花を乗っけてモゾモゾ動いているのを見て、最初はクサカゲロウの幼虫かと
    思ったのだが、よく見たらシャクガの幼虫だった。
    花をつけて、花を食べて、ちょっと可愛らしいヤツだ。
    IMG_0474

    以上、もちろん、全てを書き切れていない。
    忘れないうちに、印象に残ったものだけ書き留めてみた。

  • 飛島のアオスジアゲハ

    8/2〜3は飛島に一泊して、撮影してきた。
    目当てのミンミンゼミは、声を聞くこともなく全くの空振りに終わったが、
    スゴイ数のアオスジアゲハに感激して帰ってきた。

    イヌザンショウに群れているアオスジアゲハ。
    この木には多いときは20匹以上吸蜜に来ていた。
    アオスジアゲハ慣れしていない私には、刺激が強すぎるー
    P8030849 P8020184
    ノブドウにも多く吸蜜に来ていた
    P8020061 P8029936
    8月2〜3日 山形県酒田市飛島 E-520 14-42mm&シグマ150mm

    酒田港より飛島までは、夏は一日2往復、定期船「ニューとびしま」が走っている。
    所要時間は90分。片道おとな2040円子供1020円。10時過ぎには上陸できる。
    P8030891 P8029630
    飛島は酒田沖約40kmに位置し、面積2.7km²
    対馬海流の影響を受け、年平均 気温は約12℃と温暖。
    巨大なタブノキの森が島全体をおおい、山形県の最北の地とはとても思えない光景が広がる。
    P8020034 P8029710
    8月2〜3日 山形県酒田市飛島 E-520 14-42mm

  • アブラゼミにニイニイゼミ

    家の近所はアブラゼミがすごい。
    アブラゼミに数では負けているが、ニイニイゼミもまだまだ元気に鳴いている。
    しかし、ミンミンゼミの声はしない。
    羽黒や田川の山あたりに行っていたけど、そこでも聞いていない。
    小諸ではほぼ同時期にアブラもミンミンも鳴き始めていたけど、ここは様子が違うようだ。

    今日、これから酒田に移動し、酒田沖の飛島に向かう。飛島は15年ぶり。
    家族サービスもあわせて、でも実はミンミンゼミに関心があってのことだ。
    永幡さん著の「白畑孝太郎」にも書かれてあった事を、自分の目と耳で確かめてきたいと思う。
    数日前の予報だとよかったんだけど、土日の天気はちょっとまずくなってきたなあ。。。

    鳴いているニイニイゼミ。
    鳴いている時は、左右に翅を開きお腹が見えている。
    P7319381

    とにかく多いアブラゼミ。
    アブラゼミも鳴くときは左右に翅を開く。
    P7319396 P7319422
    7月31日 山形県鶴岡市 E-520 シグマ150mm

  • 夏のトンボたち

    150mmマクロを手にすると、急にトンボを撮りたくなった。
    50mm+テレコンでやや苦戦していたストレスがいくらか解消された。

    P7308999 P7309101
    オオシオカラトンボ             シオカラトンボ
    P7309064 P7309005
    ショウジョウトンボ             キイトトンボ
    P7309011 P7309238
    アオイトトンボ          ギンヤンマ

    7月30日 山形県鶴岡市 E-520 シグマ150mm

    小さな池でテリトリーを張るギンヤンマ。
    撮りやすそうな飛び方なので、いっちょやってみるかとカメラを向けたのだが、適度に手強いので、ついついはまってしまった。
    割と早いうちに、まずまずのカットが撮れたのだが、もっとイイ感じをと欲が出たら、それ以降は外してばかり。。。

    こちらはムービー


    7月30日 山形県鶴岡市 EX-F1 300fps