Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

カテゴリー: 昆虫

  • メススジゲンゴロウ

    月山山麓にメススジゲンゴロウが生息しているというのは、
    子供の頃から知っていた。だが見たのは初めてだった。
    マルガタゲンゴロウと大きさも動きもそっくり。珍品なのだが、感激はややうすい。

    水面に浮いたアリの死骸を食べているところ
    P6112091
    6月11日 山形県鶴岡市 E-520 50mmマクロ+1.4xテレコン

  • 飛べない甲虫2種

    ブナの林内を歩いていると、足下をハンミョウが何匹も歩き回っている。
    飛べないハンミョウ、マガタマハンミョウだ。
    普通のハンミョウなら追いかけるとすぐに飛び立つところだが、こいつは走って逃げるのみ。

    噛みついているのは雄が交尾時にとる行動。これは他のハンミョウも同様。
    あごが疲れるだろうに、ご苦労なことだ。
    P6112098

    もう一種、後翅が退化して飛べない甲虫は、コブヤハズカミキリ。
    同行していただいた柴田さんも言っていたけど、最近よく道路に出ているのを見る。

    今日見た一匹目は、どうもオトシブミの揺籃を食べていたようだ。
    あれっと思ったときは、落ち葉のかげに隠れてしまった。
    落ち葉に潜るカミキリムシというのも、何だか妙な感じ。。。
    おまけに落ち葉をのけてみると、死んだふりをしている。
    画面には入っていないが、実はもう一匹いた。
    P6112100

    次に見つけた一匹は、ツバキの花を囓っていた。
    どうも、地表のこうした植物の落下物を好んで食べているように思えた。
    P6112120
    6月11日 山形県鶴岡市 E-520 50mmマクロ+1.4xテレコン

  • ヒゲナガオトシブミ

    ヒゲナガオトシブミの雄を見た。
    最初、ショウマの葉を食べていたのだが、近づいただけでやめてしまった。
    ポーズが面白かったのに、ちょっと残念。
    でも、こいつは姿かっこう自体が冗談のような虫である。
    P6112162

    ヒゲナガオトシブミというと、小諸にいた頃は
    アブラチャンにつくもっと赤黒いものの方をよく見ていた。
    今日見たものはキイロヒゲナガオトシブミとよばれるタイプ。
    何の葉を巻いているのか見ることはなかったが、
    ひょっとしたら頭上高くブナで巻いていたのではないだろうか。

    近くには、こんなのもいた。
    色合いからヒゲナガオトシブミの雌と思ったのだけれど、
    上の雄とくらべると随分小さい。
    こちらはウスアカオトシブミであった。
    P6112170
    6月11日 山形県鶴岡市 E-520 50mmマクロ+1.4xテレコン

  • ジャコウアゲハ

    鶴岡の柴田さんより、ジャコウアゲハのポイントを教えていただいた。
    「山形昆虫記」で宮沢輝夫さんが撮影されていた場所とほぼ同じだろうか。

    ブタナで吸蜜する雌
    P6041210

    こちらは雄
    P6041227
    6月4日 山形県庄内町 E-520 Nikkor Ai-S 300mm

    少々翅のくたびれたものが多い。一週間前がベストだったかも知れない。

    こちらは、ツルマンネングサで吸蜜する雄。
    P6041101
    6月4日 山形県庄内町 E-520 50mmマクロ

    食草のウマノスズクサは、今、急速にのびているところのようだ。
    あちこちから若い芽がでて、上へ上へと向かっている。
    アサギマダラの食草のイケマを思い出した。

    P6041151 P6041212

  • カゲロウの亜成虫・成虫

    モンカゲロウと思ったのだが、モンカゲロウ科の別のカゲロウのようだ。
    谷川沿いの木に何匹もとまっていた。
    亜成虫と成虫の脚や尾の長さの違いに改めて驚いた。

    こちらは亜成虫
    P6031049

    亜成虫がさらに脱皮した成虫
    P6031041

    こちらは羽化直後
    P6031009
    6月3日 山形県鶴岡市 E-520 50mmマクロ

    カゲロウのような繊細な虫をストロボで撮影するのは、ちょっと考えものだ。
    反射が強くて、実際の印象と違った感じに写ってしまう。
    とはいっても、曇り空で風が吹く中では、やはりストロボなしでは難しいし。。