Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

カテゴリー: 昆虫

  • ハッチョウトンボ

    鮭川村のギフチョウシンポで楽しくお話しさせていただいた鶴岡市の柴田さんから、
    別のハッチョウトンボのポイントを案内していただいた。
    これがまたスゴクいい場所。
    大切に守っていかなければならない貴重な環境と感じた。
    柴田さん、どうもありがとうございました!

    ハッチョウトンボの棲む環境はだいたいどこも似ている。
    長靴で歩いてみると、水底の泥も含めて足首くらいまでの浅い水深だ。
    P6020877
    6月2日 山形県鶴岡市 E-520 14-42mm

    羽化したばかりの色の薄いものが大多数。
    色づいて雌雄の区別のつきやすくまで成熟しているものも2割ほどいた。
    P6020783 P6020784
    6月2日 山形県鶴岡市 E-520 50mmマクロ+1.4xテレコン

    水の中にはハッチョウトンボのヤゴも容易に見つけられる。
    それらを含めるとかなりの数になりそう。
    P6020948
    6月2日 山形県鶴岡市 E-520 50mmマクロ+1.4xテレコン

    他にもたくさんトンボが見られた。
    多かったのはシオヤトンボ。
    下の写真は、ヨツボシトンボとコサナエ。

    P6020869 P6020852
    6月2日 山形県鶴岡市 E-520 Nikkor Ai-S 300mm

     

  • オトシブミの揺籃づくり

    オトシブミの揺籃づくり。
    最初の葉をカットするシーンは逃してしまい、途中からの撮影。

    主脈を切って葉が垂れるのを待って、更に主脈にかみ傷を入れていく。
    巻き始めた頃に雄がやってきた。
    P6010368 P6010431

    最初数回巻いたところで、穴をあけて産卵。
    P6010476

    その後は一気に巻き上げていく。
    サワグルミを巻いているものは、どうもあまり切り落とすことはないようだ。
    P6010507
    6月1日 山形県鶴岡市 E-520 50mmマクロ

  • キクスイカミキリ

    まだつぼみをつける前にしおれてしまったヒメジョオン。キクスイカミキリという小さなカミキリムシが産卵したためにこうなってしまっている。今のこの季節、花壇のものも含めて、キク科植物は多くこのカミキリに狙われている。ヨモギ、フランスギクなどに多いだろうか。

    ヒメジョオンの枝に傷つけているキクスイカミキリ。横に何本もかみ傷が見える。
    P6010290

    近づくと結構敏感に反応する。作業を途中でやめてしまい、ポトリと落ちたり飛んでいってしまったり。この時も、傷つけている途中で枝先まで登っていって、傷つけていた場所と離れたところで産卵行動をとって、飛んでいった。以下、続けて撮った写真だが、一連の動きをとらえていないと思う。
    P6010300 P6010301
    6月1日 山形県鶴岡市 E-520 50mmマクロ+1.4xテレコン

    横に傷つけるのは枝をしおらせるためのもので、産卵は傷のライン間に行われるらしい。枝に傷をつけるのは、卵が安全に孵化し、幼虫が中を食べ進むために必要なのだ。完全に枯れてはダメだし、生でもいけないのだろう。
    次は遠くから望遠で狙ってみたい。

  • オトシブミ

    どんどん大きくなるクリの葉を見ながら、ナミオトシブミが全く見つからないのが不思議だった。
    海野さんはよく東北でハンノキのなかまで葉を巻くところを撮影されていたので、そちらも気にしていたのだが見つからないまま。
    でも、今日ようやく見つかった。

    沢沿いにあった細長い葉につくられた揺藍。大きさといい形といい。。。
    232

    今日は気温が低く、揺籃づくりはしていなかったようだ。
    葉裏に休んでいた雌を発見。
    カメラを向けたら歩き出した。
    IMG_9407
    5月29日 山形県鶴岡市 EOS KissD X MP-E65mm

    こちらは雄。雌より頭が長い。
    IMG_9415
    5月29日 山形県鶴岡市 EOS KissD X MP-E65mm

    この細長い葉の植物は何だろうと思っていると、ふと目に入った別の虫。
    クルミハムシだ。とすると、これはクルミ?
    家に戻って調べてみたところ、サワグルミとわかった。

    IMG_9400
    5月29日 山形県鶴岡市 EOS KissD X MP-E65mm

    お腹の大きな雌と、隣は雄だろうか。

  • ベニキジラミ

    新緑の頃、ついアケビの若い枝先にこの虫を探してしまう。
    最初に超接写をおぼえた頃に、よほど印象が強かったのだろう。
    肉眼だと3mmほどの小さな点のような虫が、拡大して見たらなんと愛嬌のある姿かと
    えらく感激した覚えがある。
    IMG_9390
    5月29日 山形県鶴岡市 EOS KissD X MP-E65mm