Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

カテゴリー: 昆虫

  • オトシブミの揺籃づくり

    オトシブミの揺籃づくり。
    最初の葉をカットするシーンは逃してしまい、途中からの撮影。

    主脈を切って葉が垂れるのを待って、更に主脈にかみ傷を入れていく。
    巻き始めた頃に雄がやってきた。
    P6010368 P6010431

    最初数回巻いたところで、穴をあけて産卵。
    P6010476

    その後は一気に巻き上げていく。
    サワグルミを巻いているものは、どうもあまり切り落とすことはないようだ。
    P6010507
    6月1日 山形県鶴岡市 E-520 50mmマクロ

  • キクスイカミキリ

    まだつぼみをつける前にしおれてしまったヒメジョオン。キクスイカミキリという小さなカミキリムシが産卵したためにこうなってしまっている。今のこの季節、花壇のものも含めて、キク科植物は多くこのカミキリに狙われている。ヨモギ、フランスギクなどに多いだろうか。

    ヒメジョオンの枝に傷つけているキクスイカミキリ。横に何本もかみ傷が見える。
    P6010290

    近づくと結構敏感に反応する。作業を途中でやめてしまい、ポトリと落ちたり飛んでいってしまったり。この時も、傷つけている途中で枝先まで登っていって、傷つけていた場所と離れたところで産卵行動をとって、飛んでいった。以下、続けて撮った写真だが、一連の動きをとらえていないと思う。
    P6010300 P6010301
    6月1日 山形県鶴岡市 E-520 50mmマクロ+1.4xテレコン

    横に傷つけるのは枝をしおらせるためのもので、産卵は傷のライン間に行われるらしい。枝に傷をつけるのは、卵が安全に孵化し、幼虫が中を食べ進むために必要なのだ。完全に枯れてはダメだし、生でもいけないのだろう。
    次は遠くから望遠で狙ってみたい。

  • オトシブミ

    どんどん大きくなるクリの葉を見ながら、ナミオトシブミが全く見つからないのが不思議だった。
    海野さんはよく東北でハンノキのなかまで葉を巻くところを撮影されていたので、そちらも気にしていたのだが見つからないまま。
    でも、今日ようやく見つかった。

    沢沿いにあった細長い葉につくられた揺藍。大きさといい形といい。。。
    232

    今日は気温が低く、揺籃づくりはしていなかったようだ。
    葉裏に休んでいた雌を発見。
    カメラを向けたら歩き出した。
    IMG_9407
    5月29日 山形県鶴岡市 EOS KissD X MP-E65mm

    こちらは雄。雌より頭が長い。
    IMG_9415
    5月29日 山形県鶴岡市 EOS KissD X MP-E65mm

    この細長い葉の植物は何だろうと思っていると、ふと目に入った別の虫。
    クルミハムシだ。とすると、これはクルミ?
    家に戻って調べてみたところ、サワグルミとわかった。

    IMG_9400
    5月29日 山形県鶴岡市 EOS KissD X MP-E65mm

    お腹の大きな雌と、隣は雄だろうか。

  • ベニキジラミ

    新緑の頃、ついアケビの若い枝先にこの虫を探してしまう。
    最初に超接写をおぼえた頃に、よほど印象が強かったのだろう。
    肉眼だと3mmほどの小さな点のような虫が、拡大して見たらなんと愛嬌のある姿かと
    えらく感激した覚えがある。
    IMG_9390
    5月29日 山形県鶴岡市 EOS KissD X MP-E65mm

  • ハッチョウトンボ

    高橋さんのブログにも紹介されていた、ハッチョウトンボ。
    ご本人に案内していただくことになった。
    鮭川村の水環境は、本当に素晴らしいところばかり。
    現地を見た瞬間に、これはいい!と思った。

    P5280175
    5月28日 山形県鮭川村 E-520 14-42mm

    午後でも羽化直後のものがいた。
    朝から見ていれば、きっといい瞬間に出会えるだろう。
    P5280182
    5月28日 山形県鮭川村 E-520 50mmマクロ

    まだ出始めで、赤の濃い雄の姿は見られなかった。
    来週くらいには産卵のシーンも撮影できるのではと期待している。
    P5280204
    5月28日 山形県鮭川村 E-520 50mmマクロ+1.4xテレコン