久しぶりの写真投稿(^^;)
鶴岡も12度まで気温があがって、冬を前に咲き乱れるサザンカにはミツバチやアブがたくさん集まっていました。いつもの虫の眼レンズで撮影。



久しぶりの写真投稿(^^;)
鶴岡も12度まで気温があがって、冬を前に咲き乱れるサザンカにはミツバチやアブがたくさん集まっていました。いつもの虫の眼レンズで撮影。
今回の再編集の際に、ネット検索していたところ、
「すれちがいの生態学 キオビベッコウと小道の虫たち (月刊たくさんのふしぎ2017年7月号)」の本の存在を知りました。内容が見る前でも、自分にはすごく興味深いタイトルです。2017年の本なのに、全く気づかないままで、ひどい勉強不足でした。早速注文して、先程届いて一気に読みました。そこには、キオビベッコウの労働寄生の行動が詳しく書かれていました。正直びっくりしてます。12年前の数回の観察だけで、それ以来再び撮影しようともしなかった自分が恥ずかしくなりました。
でも、ようやく自分の映像の謎がとけました。すごく興味深い世界を覗き込んでいたことを改めて知りました。ハチの種類もキオビベッコウで間違いなかったようです。遠藤さんも、キオビクモバチとは書いていませんね。私も未だクモバチはしっくりきません。
遠藤さんの本には、闇の中の巣穴掘りの理由やダミーの穴掘りについては触れられていませんでした。ダミー穴の方は労働寄生対策であることは間違いないでしょう。
すると、最近よく見ているクロアナバチの3つの穴のことも気になってきます。3つの穴のうち真ん中が本物で、両脇の穴はダミーと習ったものですが、自分で確認したわけではありません。また、日中穴を掘っているハチをよく見ますが、その穴の主が掘っているのか、横取り目的で穴を掘っているのか、ただ見ているだけでは到底わかりません。
古いテープ素材を探していると、自分でも忘れかけていた眠ったままの動画が色々出てきます。もったいないので時間のある時にYouTubeにアップしていきます。
2009年8月撮影の動画です。キオビクモバチ(キオビベッコウ)が、真っ暗な闇の中で巣穴を掘り、獲物のナガコガネグモを埋める行動を、赤外線ライトとナイトショットのビデオカメラで撮影しました。
かつてJSTのかがくナビで公開した動画ですが、同サイトがクローズされてしまって久しく、当時の自分としては力作で、今見ても貴重な動画と思います。YouTube用に再編集しました。 字幕入りです。さらに詳しい情報はブログの過去記事を御覧ください。
https://64neptis.com/?p=3381
https://64neptis.com/?p=1867
コメツキムシのジャンプを高速度カメラChronos2.1で狙ってみました。シャッター約1/10000秒を入れた5000fpsで撮影。再生30fpsのスロー映像を、更に編集ラインで速度を調整していくと、8倍速にしたとき(つまり240fps相当)に、コメツキムシの胸の突起がひっかかり、突起の下の部分が変形しエネルギーをためて、一気にリリースする様子がすごくわかり易く見えました。
とすると、おそらく2000fpsあたりで撮影しても十分な結果が出そうです。その方がずっと高画質ですし・・・また狙ってみましょう。
コメツキムシのジャンプ。縦画面でウルトラスロー動画を