小川の水草に産卵するハグロトンボ。そして、雌をめぐって雄たちが激しいバトルを繰り広げていました。
直進、旋回、ホバリングなど、少しの撮影で、ハグロトンボの様々な飛翔パターンをとらえることができました。高速に飛ぶときは、滑空の時間が長いのが興味深いです。
自作虫の眼レンズを使ってカブトムシの蛹化の撮影にトライしました。蛹化ではトイレットペーパーの芯を使った人工蛹室で撮影しましたが、今回はリアル蛹室です。すべすべな内壁の美しさは自分では再現不可能。そしてカブトムシもスムーズに羽化できて・・・やっぱり本物がいいんだね!
肉眼では跳ねるようなスキップするような飛び方に見えますが、スロー動画だと羽ばたきと滑空を交互に行っているのが分かります。羽ばたきは毎度2、3回ですが、前後の翅は別々に動いてるので、2倍の4〜6回とカウントできるかも知れません。
血を吸ってお腹いっぱいになったヒトスジシマカの飛び立ちを、ハイスピードカメラChronos 2.1で撮影しました。0:00 撮影3358fps 再生60fps0:35 撮影5406fps 再生60fps
0:20 ちょっと意地悪して、刺されている指に力を入れて、蚊の口が簡単には抜けにくいようにしてみました。かなり焦っているようです。
カの飛翔を撮影して、いつも驚くのがその翅の小ささです。お腹いっぱい血を吸って、相当重くなっていると思いますが・・・
ミドリシジミの卍飛翔。オス同士が互いに牽制しあって、ぐるぐる回転するように飛びます。
庄内砂丘と平野の境に点々と残るハンノキ林。ミドリシジミは、幼虫がハンノキの葉を食べて育つため、ハンノキ林に完全依存した暮らしをしています。山よりもむしろ平野部の湿地に多い、ちょっと変わったゼフィルスです。私がいつもミドリシジミを撮影しているのは、庄内空港に接する緑地です。
ごく普通種で話題にならないくらいですし、今のところ数も多いのですが、最近は急に開発が進むのを見ることが多く不安です。湿地のハンノキ林なんて利用価値のない土地として、真っ先にターゲットにあがりそうではないですか。特に怖いのがメガソーラーと風車で、広大なスペースが更地になってしまえば、ミドリシジミはもちろん全滅です。