高速度カメラで撮影して、ハグロトンボの着地の巧さに感心しました。シオカラトンボでもハッチョウトンボでも、着地点のちょっと上空で一度ホバリングしてからとまります。だから、ハグロトンボの着地を始めて狙ったときは、画面の少し上をあけたフレーミングで待ったのですが、結果は画面の下のほうで完結して間抜けな絵になってしまいました。そんな無駄なスペースは要らなかったのです。2回目からは上は開けずに待ってバッチリ。
改めて着地の様子を観察すると、上下にも無駄がないし、最後にぴったり静止姿勢で決まるあたりも実に見事です。
ハッチョウトンボの雄同士のテリトリー争い。前半はパナGH5のスロー動画、後半はChronos 2.1によるスーパースロー動画です(冒頭のワンカットはノーマルスピード)。
肉眼だと高速でグルグル二匹で回っているだけのようですが、スーパースローで見ると、お互いにらみ合い、互いに牽制しあって、複雑に飛んでいる様子が見えてきます。
高速度カメラChronos 2.1で、スジグロシロチョウのホバリングを撮影しました。
実は画面の下に交尾拒否の雌がいて、その上を、雄が未練がましく飛び回っているという状況です。はばたきの様子をじっくり観察させてもらいましょう。
野外で鳴いている姿を撮影するのは非常に困難なエゾスズです。ガラス水槽で飼育しながら鳴いている様子を撮影しました。後半、オス同士が向かい合って争います。でも、エンマコオロギのように大アゴで噛み合ったりせず、どうやら右側が勝ったようですが、それほど闘いを好まないようですね。
エゾハルゼミも結構歩きまわりながら鳴く撮影が難しいセミです。ヒグラシよりも一回り小さく、ブナの高いところで鳴いている事が多いので、なかなか見つかりません。この日は双眼鏡を忘れてしまって、余計に苦労しました。GH5 + DMW-XLR1Sennheiser + MKH8060