Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

カテゴリー: 昆虫

  • ツマグロオオヨコバイ ワックスがけ?

    ツマグロオオヨコバイは、吸汁しながら、数秒に一度、排泄物をポンと飛ばしますが、たまに体に塗りつける行動が見られます。後脚の脚先に一粒つけて翅に移し、それを何度か続けて十分な量がたまると、次に後脚のすねを使い翅全体に薄くのばしていきます。

    これは排泄物に含まれるワックス物質で翅をコーティングする行動じゃないかと思います。随分前に自分のブログにも書いたことがありますが、今見返すと結構断定的に書いていてびっくりします。すべて想像で書いていますので・・・
    ツマグロオオヨコバイ
    脛節の毛が排泄物をのばすブラシの役目をしているのではと、すでにこの時書いています。すっかり忘れて、今回動画を撮りながら全く同じような事を考えていました。

  • 【Slow Motion】ウスバシロチョウの飛翔2【Chronos 2.1 Highspeed】

    ウスバシロチョウの飛翔を高速度カメラChronos2.1で撮影。

    撮影:1000fps 再生:30fps

    5月はウスバシロチョウのシーズン。でも、なかなか撮影のチャンスに恵まれず、せっかくChronosがあるのに、花に来ているウスバシロチョウが楽しいのに、今年は終わってしまうのか。いやいやそんな残念なことになってたまるかと、山間の少し春の遅いポイントに行くと、嬉しいことに、そこはちょうど最盛期。しばし撮影に没頭できました。今年最後のチャンスになりそうですが、とってもいい時間を過ごすことができました。

    とはいえ、実時間5秒以下の撮影に対し、記録に10分も20分もかかってしまう、ハイスピードカメラでの撮影です。カット数はそれほど稼げないし、記録中に目の前でものすごくいいシーンを眼にしても撮影できず見送るしかなかったりで、ストレスいっぱいでもありました。

    Chronos2.1 スロー映像集

  • 【虫の眼レンズ】ウスバシロチョウ【GH5S VFRスロー】

    今年5月、自作虫の眼レンズ装着のGH5Sでスロー動画を撮影したウスバシロチョウです。飛翔シーンの画質がイマイチでYouTubeアップを見送っていましたが、試しにぼかしレイヤーを乗っけてフォギーな絵にしてみたら、ちょっといい感じなりました。0:46〜1:33の吸蜜シーンはノーマルです。

    撮影:180fps 再生:60fps 時間を3倍にのばしています。

  • 【VFRスロー】ジャコウアゲハ【Panasonic GH5】

    最上川の河川敷で撮影したジャコウアゲハです。GH5のVFRスロー(180fps)で撮影しました。冒頭と最後の音声ありは4K60Pでの撮影です。
    レンズはKOWA LM12XC。かなり絞っていますが、私の自作虫の眼レンズより、やっぱり画質良しです。Cマウントのレンズですがマイクロフォーサーズセンサー対応で、GH5に装着するために、特殊なマウント変換リングを入手しました。

  • 【Slow Motion】アメンボが飛ぶ【Chronos 2.1 Highspeed】

    ヒメアメンボの飛び立ちを高速度カメラChronos2.1で撮影。
    撮影: 2142fps, 3358fps 再生:30fps

    ヒメアメンボよく飛びます。水上の葉っぱの上からだけでなく、水面からも直接飛び立つ事ができます。もっとも、これは室内で強いライトをあてた撮影でのことで、野外ではなかなか観察できないと思います。よく見る飛ぶアメンボの姿といえば、水面と間違えてか車のフロントガラスにあたってくることがありますね。これもヒメアメンボが多いです。

    アメンボもカメムシの仲間ですから、前翅と後翅を連結させ一枚の翅のように使って飛びます。何度か撮影していると、最初から連結できるときがほとんどですが、今回、何度か最初連結してなく、数回羽ばたく中でつながる様子が写りました。外れていても、割と安定して飛び立つようですが、最後の映像では連結に失敗して落下します。

    もちろん肉眼では決して見ることのできない、スーパースローの世界です。Chronos2.1 スロー映像集