ミツバチはフキノトウに訪花するものはフキノトウにばかりに、ヒメオドリコソウに訪花するものはヒメオドリコソウばかりに訪れます。ヒメオドリコソウにはケアリが付いていることが多く、花に顔を突っ込んだミツバチが、時々アリに噛まれ慌てて飛び去って行きます。
撮影:180fps 通常速度〜3倍スロー再生
ミツバチはフキノトウに訪花するものはフキノトウにばかりに、ヒメオドリコソウに訪花するものはヒメオドリコソウばかりに訪れます。ヒメオドリコソウにはケアリが付いていることが多く、花に顔を突っ込んだミツバチが、時々アリに噛まれ慌てて飛び去って行きます。
撮影:180fps 通常速度〜3倍スロー再生
今年の自作虫の眼レンズはちょっと違います!フキノトウで蜜&花粉集めのミツバチを虫の眼レンズで
背景も広く小さな虫もでっかく写したいなら、口径のうんと小さなワイドレンズが必要です。1/4センサーのボードカメラ用レンズを探し昨年はインタニヤRP-L165に行き着きましたが、勢いそのまま、気になったもう一本のレンズの方も試してみればよかったかも、です。一年遅れとなりましたが、なかなかいい虫の眼レンズができました!
試し撮りのつもりで現場に持ち出したら、すごくハチが撮りやすく、写りもなかなかで、ちょっと興奮しました。
でも、せっかくの青空にゴミがいくつも見えて残念!センサーにはゴミはなさそうだし、レンズ内部のゴミを拾っているのだとすると厄介だなあ。。。
ミツバチが、ホバリングしながら花粉をまとめていく様子を撮影していると、時々、口から蜜らしき液体を出し前脚に取って後脚に送る様子を確認できます。花粉団子を固めるためのつなぎに使うのでしょう。
ハイスピードカメラで撮影するようになって、初めて気がつきました。ハチが小さいので、肉眼ではよく見えないという事もあります。
Chronos 2.1 DNGファイルをAdobe Camera Rawでスーパー解像度適用 1024×576pixを2048×1152pixにアップスケール。
今年新たに組んだ虫の眼レンズで撮影したミツバチです。
拡大系は昔のZuiko Macro 20mm F3.5(RMSマウント)で、フロントのボードレンズはインタニヤのRP-L195。この2つで全てで、とってもシンプルな構成です。
画質は昨年までのRP-L165と顕微鏡対物レンズと比べると解像感がイマイチで現像時に目一杯にシャープをかけて精細感を出していますが、そもそも1/4インチセンサー用の8メガピクセルレンズです。しかもどうやら1/4インチセンサーで円周魚眼で撮影できるよう設計されたレンズ。その空中像を超マクロレンズでM43まで拡大して得られた画像ですから、解像度はどう頑張ってもこんなものにしかならないでしょう。むしろ、これだけの画像が得られるのは奇跡的とも思います。
昨日は晴れても気温は10℃に届かず、ミツバチの羽音もほとんど聞かずに終わりましたが、今日は暖かくなりました。ウメもようやくほころび始め、フキノトウに虫が来るようになりました。
フキの雄花は花粉がすごくて、訪花したハチやアブは全身花粉だらけになります。ミツバチは、花の前でホバリングしながら、やや時間をかけて体中についた花粉を後脚の花粉団子にまとめます。高速度カメラで撮影するチャンスです。
しかし、今日は運の悪いことに、撮影をはじめてすぐに大容量モバイルバッテリーにトラブル発生。Chronosを長時間使うための必須アイテムなのですが、保護回路が働いてうんともすんとも言わなくなりました。チャンスはあるのに残念無念。
仕方がないので一時間も使えない本体に内蔵するバッテリー2個で、可能な限りの撮影に切換えました。普通の撮影なら、それだけバッテリーが使えれば十分そうですが、一度撮影して記録に10分や20分かかってしまうハイスピードカメラの撮影では厳しい・・・苦行のような撮影の連続ですが、期待以上の結果が出ることも多いので、ガマンガマン。なんとかギリギリ最低これだけは撮りたいと思っていたカットが撮れました。
今日も、Adobeの「スーパー解像度」でアップスケール。1024×576pixelのファイルを、2048☓1152pixelのJPEGファイルに書き出し(サムネイルになっているカットの場合約3,400枚)、QuickTimeの「イメージシーケンスを開く」で動画化します。
フルHD超えのサイズで3358fpsのスーパースロー動画!今回の動画では、途中、再生レート15fpsも試してみました。動きはスムーズではありませんが、約225倍のスロー効果です。
今日、新たに気づいたのは、前翅つけねの関節部分は頑丈に発達しているように見えるのに対し、後翅のつけねは何もないように見えること、でした。