Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

カテゴリー: 昆虫

  • 【スローモーションで見る】オニヤンマのホバリング【Chronos 2.1 Highspeed】

    2025年初のYouTube投稿です。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

    カメラ:Chronos 2.1 レンズ:Micro Nikkor 105mmF2.8
    撮影:1000fpsまたは2142fps 再生:24fps

    翅の動きに妙なクセがあります。前翅・後翅ともに打ち上げ・打ち下ろしの折り返し点で何か引っかかりがあるようで、溜めが抜ける瞬間に翅の振りが加速します。偶然ですが、動画に合わせた曲のリズムと合って、編集していてちょっと楽しくなりました。

    2022年8月の撮影です。このときは野外に扇風機を持ち出してオニヤンマを誘いました。理由はわかりませんが、オニヤンマはファンの近くでホバリングする習性があります。天気や時間によるのか、うまく行かないことの方が多いのですが、うまく行くときは短時間に何度もチャンスが訪れます。

  • 【スローモーションで見る】ヤゴ 驚きのハンティング【Chronos 2.1 Highspeed】

    今年6月に撮影した動画を再編集しました。

    カメラ:Chronos 2.1 レンズ:Micro Nikkor 105mmF2.8
    撮影:2142fps 再生:30fps コマ送り部分は7.5fps

    アカトンボのヤゴは、獲物を捕らえる時にのばす下唇の先が、とんでもなく面白いことになっていました。おそらくアキアカネの幼虫と思います。2つに分かれる下唇の先は、内側に向かって長い毛が生えていて、まるで網のようにミジンコが捕らえます。この網のすごいところは、獲物に向けて繰り出す時に、ほとんど水流が発生しないこと。ミジンコは少しも流されることなく網の中に捕らえられます。

    今年、高速度カメラChronos2.1で撮影した中で、一番面白かったものです。これまでずっと下唇の先は、獲物を挟むものとばかり思っていました。剛毛が網のようになる仕組み、夏に発表した時点では、まだ誰も気づいていない大発見ではないかと思ったのですが、YouTubeにアップして半年が経っても特に何の反応もありません。
    なんだか悔しいので、もっとアピールしたいと思っています。

  • 【スローモーションで見る】ハンミョウ幼虫の巣穴堀り【Chronos 2.1 Highspeed】

    撮影:2142fpsまたは3358fps 再生:60fps

    2021年6月撮影のナミハンミョウ幼虫の巣穴掘り。
    すっかり忘れていた未公開動画です。

    ハンミョウの幼虫は地中数10cmのトンネルを掘ります。奥はすこし曲がっていますが、地表近くは地面に直角なトンネルになっています。

    幼虫は、土くれをくわえて地表に出てくると勢いよく外に弾き飛ばします。
    巣穴周辺にはそうして飛ばされた土くれが転がっています。

  • 【スローモーションで見る】スズメのはばたき【Chronos 2.1 Highspeed】

    2021年1月撮影。撮影当時にアップしたものが色が悪いので再編集しました。

    0:00 撮影2142fps再生30fps
    1:13 撮影1000fps 再生30fps

    ↓こちらが古い動画。Finalcutのプロジェクトを残しているので、「ファイルを再接続」を使って、新たに現像しなおしたファイルと簡単に入れ替えることができます。

  • 【音ありスロー動画】ツヅレサセコオロギ鳴く

    飼育下で鳴く様子をGH6の4K120Pで撮影。それをもとに音声ありの10%スロー動画を作成しました。

    ツヅレサセコオロギの声はリッリッリ・・・と同じ音を繰り返すのが特徴です。そのリッと1音に聞こえる音ですが、スローモーションで見ると、何度も翅を擦り合わせているのがわかります。そして音も擦り合わせるたびに出ていて、今回の映像ではなんと9回も細かく発音して、一つのかすれたリッという音を作り出していました。

    おっと気をつけなければならないのは、私達には1音に感じていますが、コオロギは細かく何度も翅を擦って発音している事は自覚しているはずです。