Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

カテゴリー: movie

  • 【スローモーションで見る】シロキツネノサカズキモドキの胞子放出【Chronos 2.1】


    春のキノコ、シロキツネノサカズキモドキの胞子放出を、高速度カメラChronos2.1で撮影しました。これまでなぜハイスピードで撮らなかったのか不思議なくらい、予想以上の面白い世界でした。

    しかし、一回目、1000fps、2000fpsで撮影した時は鮮明に写りませんでした。盃から放出されるところが、肉眼で見たときや240fpsで撮ったときと同じぼんやりとした状態だったのです。もしかしたら飛び出した直後は透明なのかと思ったくらいです。しかし、パソコンで撮影動画を詳細に見て気づきました。この胞子放出はとんでもなく高速現象であることに。

    翌日、早速リベンジです。ライトをぐっと近づけて5000fpsにトライすると、期待以上に胞子の動きが見えてきました。3000fpsでも十分に見えるようです。後で考えると、ライトの当て方が良かったのかもしれませんし、シャッター速度だけ速めれば良かったのかもしれません。

    ネットで調べると胞子放出にはすごい秘密が隠れているようです。ブラーズドロップ?表面張力カタパルト?・・・多分そのあたりが関係してそうです。ミクロの世界でとんでもない事が起きていることを知って、久しぶりに興奮しました。

  • 「土瓶割り」クワエダシャク幼虫

    擬態の名手、クワエダシャクの幼虫です。特別暖かくなったこの日、芽吹きが待ちきれずに膨らみだした芽をかじっていました。

    「土瓶割り」をご存知ですか?クワの枝に土瓶をかけたら実はシャクトリムシで土瓶が落ちて割れてしまった、というお話です。さすがにそんなうっかり者がいるかと思いますが、現物を見ると、ちょっとありそうだと思えてきます。枝のようなシャクトリムシもいれば、シャクトリムシのような枝もいっぱいですから。

  • 【自作虫の眼レンズ】フキノトウのミツバチ

    遅い春が急に進みました。フキノトウがあちこち咲き乱れ、待ちに待っていたかのようにミツバチが訪れます。自作虫の眼レンズ&GH6のHFR120fpsで撮影。前半セイヨウミツバチ、後半ニホンミツバチです。

    この虫の眼レンズ、5年くらい前に組んでいたものの改良版です。再編集したガガンボの産卵の画質のよさに我ながら驚いて、また少しの間、もがいていましたが、ようやく納得の画質が得られました。昨年までの虫の眼レンズより良くなっていると期待しています。

  • 【スローモーションで見る】オオハクチョウの小競り合い

    最上川のスワンパークにオオハクチョウが十数羽来ていました。かつて、餌づけが行われていた頃はたくさん見られたオオハクチョウですが、最近は本当に見る機会が減りました。北帰行の途中に寄ってくれたのかな。
    オオハクチョウは日中も水辺にいて、バシャバシャ豪快に水浴びしてくれます。高速度カメラChronos2.1を手にしてから一度もチャンスがなく、天の恵みと喜んだのですが・・・一時間ほど狙って撮れたのは小競り合いが少しでした。でも、久しぶりにオオハクチョウに会えて本当に嬉しかったです!

    カメラ:Chronos 2.1 レンズ:BORG36ED
    撮影:1000fps 再生:60fps

  • 【スローモーションで見る】オニヤンマのホバリング【Chronos 2.1 Highspeed】

    2025年初のYouTube投稿です。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

    カメラ:Chronos 2.1 レンズ:Micro Nikkor 105mmF2.8
    撮影:1000fpsまたは2142fps 再生:24fps

    翅の動きに妙なクセがあります。前翅・後翅ともに打ち上げ・打ち下ろしの折り返し点で何か引っかかりがあるようで、溜めが抜ける瞬間に翅の振りが加速します。偶然ですが、動画に合わせた曲のリズムと合って、編集していてちょっと楽しくなりました。

    2022年8月の撮影です。このときは野外に扇風機を持ち出してオニヤンマを誘いました。理由はわかりませんが、オニヤンマはファンの近くでホバリングする習性があります。天気や時間によるのか、うまく行かないことの方が多いのですが、うまく行くときは短時間に何度もチャンスが訪れます。