滑空から羽ばたきに移るとき、後翅は打ち下ろし、前翅は打ち上げに動くのが確認できました。滑空時の翅のフォルムも興味深いです。
300mmでのギンヤンマの飛翔撮影。フォーカスは固定、ドットサイト照準器でフレーミングしています。一時間ほど格闘しましたが、なかなかうまくいきません。でも、撮れないことはありませんでした。55秒からは、唯一でしたがピントもフォローも満足のOKカットです。
暑さでへとへとになりましたが、ギンヤンマは一度も池から離れることなく飛び続けてくれました。タフですね。。。
涼を求めて標高500Mほどにある放牧場に向かいました。やたら目立っていたのがモンキチョウ。ヌマトラノオの群落には必ず5匹はいて、高速度カメラのありがたいモデルさんになってくれました。
クロアナバチに高速度カメラを向けて、一つ小さな発見がありました。砂のかたまりを抱えて巣穴から出てくるときに限ってのことですが、最後に砂を落とす時、決まって細かくぶるぶるっと震えます。単に砂を落としているだけのようですが、この動き、秒180コマ程度では全くとらえることができていません。小さな発見ではありますが、見えなかったものが見えた瞬間は、いつも興奮します。
自宅から歩いて一分弱の公園に、今年もクロアナバチのコロニーが作られました。撮影するのは実に3年ぶりです!ヒメクサキリを狩って巣の近くに降り立った一匹のその後を追ってみました。
0:54 中央の本物の巣穴をあけます1:41 間違ってダミーの穴に入れそうに・・・2:09 一旦離れて仕切り直し2:23 巣穴に獲物を引き込みました2:30 一分半後、巣穴から出て、メインの穴を埋め戻します
もっとも普通に見られるヤブカ、ヒトスジシマカの産卵シーンを撮影しました。ヒトスジシマカは空き缶や植木鉢の皿などにたまった小さな水でも発生します。産卵場所は水際のちょっと湿った場所。雌は産卵にいい場所をさがして歩き回り、一個一個、産みつけていきます。昼によく産卵しています。
撮影場所は自宅庭の手水(ちょうず)。ここは、うっかり水をためてしまうと、すぐにボウフラだらけになってしまいます。気がついたら水を捨てるようにしていますが、ヒトスジシマカの卵は乾燥に強く、壁面に産みつけられた卵は一度はカラカラに乾いても、雨が降って再び手水に水がたまると孵化して、思いがけずボウフラだらけになってしまうというわけ