Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

カテゴリー: movie

  • モンシロチョウの孵化

    モンシロチョウの孵化を動画撮影しました。
    機材はいつものGH5に、OLYMPUSの古いベローズ専用レンズ、ZUIKOマクロ20mmと38mmを使いました。さらにGH5の1.4倍EXテレコンをオンオフして、サイズのパターンを増やしております。
    レンズの絞りは20mmでF4、38mmでF5.6。これは、いつも写真撮影で使っている絞り値です。被写界深度は浅いですが、動画ですと、不思議と写真ほど浅く感じません。実際、モンシロチョウの孵化を撮影してみて、全く問題ないと思いました。

    以前、このサイズを動画撮影する時は、小型センサーのビデオカメラにレイノックスのマクロ探検隊やミクロ探検隊というクローズアップレンズを使ったりしましたが、これからの4K動画ではだんだん厳しくなってくると思います。クローズアップレンズもそこそこ画質はいいのですが、やっぱり写真用にはいま一つで、800万画素クラスの4K動画となると、やっぱりマクロレンズ、という事になってくると思います。

    ここしばらく、古いベローズ専用マクロレンズを使って色々写真撮影してきましたが、それをそのまま動画に応用できて、なんかイイ感じです。問題はズームが使えないことですね。。。

  • セグロアシナガバチの巣作り

    ちょっとのことで撮影を見送ることがあります。映像の場合は三脚が手元にないから、三脚を準備しているあいだに終わってしまうから・・・と、三脚が理由で諦めてしまうことも多々ありました。

    この日見つけたセグロアシナガバチの巣も、高さ3m近い高さで、三脚をいっぱいにのばして、マクロ150mmに1.4倍テレコンを使っても、更にEXテレコンを使っても、満足のいく大きさにはなりません。しょうがないかなと思いつつ、そのまま撮影を始めました。実は家の庭なのですが!
    庭ですから大きな脚立もあります。脚立にのぼってGH5のよく効く手ぶれ補正を利用すればいいじゃないかと気がついたのは、一つめの産卵が終わってからでした。まあ、初期の段階で脅かしてしまうと、途中で巣作りをやめてしまうハチもいますから、途中まで気がつかないのはむしろよかったのかも。何にしても、GH5は手軽に4K動画撮影ができて本当に素晴らしいです。思いついた事をスッと試せることが、とにかくありがたい。

    Youtubeに、二個目の産卵前後の映像でまとめてみました。

  • GH5ハイスピード クロヤマアリの狩り

    クロヤマアリの巣穴を撮影していたら、働きアリがイモムシを狩って運んできました。巣穴に引き込むまでのわずかな時間に、GH5のVFR(144fps、180fps)で撮影してみました。24fps収録です。

    なんと恐ろしいアリの噛みつき。イモムシの最後の抵抗も、とても平常心じゃ見ていられません。長く厳しい冬をようやく乗りきって春を迎えたばかりなのに、なんと厳しい世界でしょう。

    サイズと時間のスケールを変えただけで、こんなにも見え方が変わってくるんですね。私たちの目は、そのままでは、足下の小さな自然をとらえる事ができません。カメラがあってこそなんだと、つくづく思います。

  • クロハナアブ  GH5マクロ4K60P

    HDVのカメラを初めて扱ったとき、DV、DVCAMとのあまりの情報量の違いに、これはドえらいカメラが出てきたと思いました。時代は変わった、もうDVで撮っている場合じゃないと。GH5は再びその時のようなショックをくれました。
    しかも、今回は即パソコンで編集可能な環境が整っています。なんか一気に、しかも簡単に、全てが変わってしまった感じです。


    ▲フキノトウに吸蜜にやってきたクロハナアブ
    体毛や花粉をしっかり描写しています。4Kのスペックはホンモノですね

    結構敏感で以下のような組み合わせで倍率を稼ぎました。150mmは1/2倍までも繰り出してなく、まだまだアップいけます。
    SIGMA APO MACRO 150mm F2.8 EX
    ZUIKO DIGITAL 1.4x Teleconverter EC-14
    (以上フォーサーズレンズなのでMMFを使用)
    更にEXテレコン1.4xを使用。

    さて、この動画の中から静止画を書き出してみましょう。編集前のオリジナル画像からの切り出しです。加工は一切やっていません。


    ▲せっかくですから、リンク先はオリジナルサイズです。4KPHOTOモードでもありませんが、充分、印刷用のデータが作れます。

    自分、ちょっと騒ぎすぎでしょうか。GH4の時だって同じだったかもしれませんけど、やっぱり昆虫を30Pで撮っても、正直全然盛り上がらなかったんです・・・
    しばらくはGH5がメイン機材で決まりですし、2台の画質の違いを精査する時間もないので、このへんで。

  • GH5 魚露目テスト その2

    試みにPremiereProでの編集でアンシャープをかけてみました。「適用量100、半径3、マスク0」です。微妙に効かせています。
    他にも、機材の使い方が前回と若干違っています。

    マスターレンズは先日と同じ M.ZUIKO DIGITAL ED12-50mmF3.5-6.3 EZ。
    ズーム位置は50mmでなく、40mm付近にして、EXテレコン1.4倍を使っています。ズームはだいたい最望遠は画質が落ちる事が多いはずと思い、試してみました。絵を見るとあまり大きな違いはなさそうですが、どうでしょう?

    また手ぶれ補正はオフですが「電子補正(動画)」をオンにしています。

    多少の像のながれは気になりますが、中心部はしっかりしていますし、発色もよく、とても気に入っています。

    前に記事にしたPENTAXの古いズームは期待外れでした。
    でも、その時試したPhotoshopでのアンシャープマスク適用がとても効果的で、動画で応用するヒントになりました。魚露目は絞れるだけ絞った方がいいと言われます。でも、回折現象のため、必ず画質が低下します。アンシャープマスクを強めに(特に「半径」)かけると、いい感じに絵がしまってきます。