Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

カテゴリー: movie

  • 魚露目でウルトラスロー動画

    SONY RX100 Ⅳでセンサーを使った写真を撮ろうとがんばっていたのだけど、疲れてしまった。なぜって楽しくなれない。やっと撮れたと思ったらツマラナイ写真ばかり。気分転換に動画に切り換えたのだが、これもやっぱり乗れない。ふと魚露目8号をレンズの前にあててみたら・・・結構イケるんじゃないか、これは!


    ▲960fpsで撮影、60fpsで収録。つまり16倍スローだ。
    冒頭のセグロアシナガバチを見ると翅がぶつかるほど寄っている事がわかるだろう。アオバハゴロモもいいサイズだ。

    24fpsで収録すれば40倍スローとなるのだが、撮影時の収録時間が長くなってしまうので60fpsを選んでいる。もっとスローが欲しかったら、イメージシーケンスに書出して新たに24fps動画に再合成すればいいかと思っているのだけど、よくよく考えるとヤバいかも知れない。収録フォーマットはXAVC Sで、60Pのレートは50Mなのだが、24Pでも50Mだ。ということは、一コマあたりのデータ量は24Pの方がずっと上じゃないか。960fpsを選び魚露目の絵な時点でレートを気にする必要もないと思うのだが、でも倍以上も違うとなると!?

    そして、また「RX10 Ⅱだったら」病が出た。
    RX100 Ⅳで魚露目を使うと、レンズ最望遠でさらに適度にクロップしてくれる960fpsでないとケラレが消えない。RX10 Ⅱだったら、きっと魚露目4K動画だって撮れるだろうと思うのだが・・・。注意!RX10の方がもっとケラれるようです)魚露目を使いやすくするためVFA-49R1というアダプターを注文した。

    SONY RX100 Ⅳ+魚露目で撮影した映像を確認していて一つ気がついた事。最小絞りのF11では明らかに画質が悪い。一つあけたF10でだいぶよくなっている。ピントが浅いけどF5.6や8あたりで撮ったものは更に解像度が上がっているように見えるが、どこにピントを置くかという事も影響するところ。
    適切なピント位置、そして絞りのベストな組み合わせは、これから色々試して決めていこう。

  • ウスバシロチョウの幼虫

    赤川沿いの幼虫はだいぶ前から終齢が目立っています。すでに蛹になっているものもいるでしょう。一方、まだ残雪の残る山あいの集落では芽吹いたばかりの若いミチノクエンゴサクが見られます。それを食べる幼虫も若いはず。。。
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    ▲ビンゴ!まだ1㎝弱の幼虫が見つかりました。
    (さらに…)

  • トビムシのジャンプ


    ▲トビムシのジャンプをスローで見ていると、写真に撮れて当然に思えてくる・・・のですが、そうあまくはありません。

    EOS7Dで10回ほど高速連写して諦めました。空中に留まっている絵が1枚も残らないうちに、8GBのメモリーは一杯になってしまいました。こういうのって、写る時には一回目の試行で何故か写っちゃうものです。たぶんいくらやっても無駄に違いありませんので、日を改めてまたトライしてみることに・・・

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    ▲歩みを止め触角を立てて、いかにも飛びそうな姿勢ですが、まだです。

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    ▲触角を内側にキュッと曲げたら、飛ぶよ!の合図。

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    ▲そこまで分かっているのですが、連写しても空中には何も残りません。残念!

    冒頭の動画はSONY NEX-FS700で撮影したスロー映像です。高速シャッターを入れて撮影しコマ送りで見れば、240fpsですでに腹端の跳躍器でジャンプする仕組みが見えてきます。必ず、飛んでいく方向に向かって反対方向の回転運動を伴います。1/10000秒のシャッターを入れればブレもありません。ストロボで必ず止められるはずです。

  • ハグロトンボの高速度映像

    今回の高速度カメラの撮影で、ハグロトンボは楽勝で撮影できると思っていた。それは、目星のポイントがいくつかあったからだったが、実際に回ってみたら、なんとその全てが、先月来の大雨で川岸が削られて全く様子が変わっていた。今がいい時期なのは間違いないから、とにかく思いつく場所を探していった。ようやく見つけたポイントは、田んぼのなかの用水路。

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    ▲こんな小川にコウホネが群生していて、ハグロトンボの産卵場所になっていた。
    時々産卵にくる雌を待って、雄が20匹ほど集結。互いに牽制し合っていた。


    ▲Photron FASTCAMによる高速度映像
    秒1000コマで撮影、秒24コマで再生、約40倍に時間をのばしている。

     

  • シロスジカミキリの飛びたち

    高速度カメラPhotron FASTCAM SA2を借りたのは、よりによって大雨の続いた7月第2週でした。
    試用期間を申し込んだ時には、まさか、こんな雨が続くとは思わなかったのです。
    晴れたと思ったら、天候が急変、大粒の雨が叩きつけるの連続で、それか、ずっと降りっぱなしの毎日でした。
    こんな雨は鶴岡に移って初めてと思います。

    室内で照明を集めて様々にもがきましたが、結局、太陽光なくては満足のいく結果は出にくいもの。
    不幸な一週間でしたが、期間最終日はいくらか晴れてくれたのですから、やはりツキはあったと思います。
    そのわずかな晴れ間に、まとめて色々撮影できました。


    ▲また似たようなものを撮ってもなあと思いましたが、シロスジカミキリ。
    後脚の動きがすごく気になりました。
    何度もくり返し再生しながら、舵取りと関係のある動きではないかという思いが強くなっています。