ハッチョウトンボ(雄)のテリトリー争い、Photron FASTCAMの高速度映像です。 ▲1080fpsで撮影、24fpsで再生で、約40倍に時間をのばしています。
様々に向きを変えますが、頭の傾きに注目すると色んな事が見えてきそうです。 急旋回の時は、頭は水平で、体が軸が曲がる側に大きく傾くのがわかります。
この日、朝はよく晴れて期待したのですが、撮影をはじめて間もなく天気が変わってきました。 ハッチョウトンボの時は小雨混じりの曇り空・・・お天道様にもうちょっとがんばって欲しかった・・・・ いや全国的は頑張りすぎなくらいだったわけで、こちらにも分けてもらいたかったです。
高速度カメラPhotron FASTCAM SA2で撮影したスロー映像です。 鳴く虫の翅の動きにはじめてFASTCAMを向けてみました。
▲スズムシの鳴く様子、約5040倍に時間をのばしています 細かく翅を動かしている様子がよくわかります。
▲こちらは、スズムシの音声波形(この映像のものではありません)。 横軸は時間軸で単位は秒です。 1秒間に約30回、振動の山が見えますが、高速度映像の動きにほぼ合っています。
青森県津軽地方で毎年起こっているアカシジミの大発生。ずっと気になっていましたが、今年初めて見てきました。
まずは動画をアップします。 映像見るだけでもビックリと思いますが、これは、ほんのほんの一部です。実に広大な空間が全部こんな感じになっていて、撮影しながら「マジかー」とか「ありえねー」とか、普段言わないような言葉が口からもれるし、最初は手の震えがとまらなかったり、何だか普通じゃありませんでした。案の定、鶴岡にもどって画像・動画を確認すると、普段より失敗の多い撮影だったことに気づきました。ガ〜〜ン
それでも、去年はもっとスゴくて、密度はこんなもんじゃなかったそうです。そう聞けば、やっぱり去年に撮っておきたかった!!
昆虫の呼吸は全身を走る気管によって空気が送られるしくみを持っています。その空気の出入り口が気門です。 休止中のアゲハの幼虫を見ると、腹部各節に一対ずつ気門が確認できます。
気門のどアップを撮影していて驚きました。 (さらに…)
クサカゲロウの飛翔も高速度映像で撮っておきたかったので、うまくタイミングが合ってよかったです。 昨年、飛翔写真を撮った時(>>>アミメカゲロウの飛翔)に、いくつかの参考書からどういった瞬間をとらえているものか、調べたのですが、その確認ができました。明らかに、後翅は前翅の動きに遅れて動いています。
ただし、真上に向かって飛ぶことしかできないというのは違ったようです。 それと、離陸の時、中脚と後脚で小さくジャンプする様子は初めて気がつきました。 ▲高速度カメラE2で撮影、オリジナルサイズ512×392pixel 撮影3000fps(前)2000fps(後)、再生24fps
以前の記事のタイトル「アミメカゲロウの飛翔」とはやっぱりおかしい、ですね。修正の必要ありです。 アミメカゲロウのどれもが同じような特徴があるわけではないようですから。 それと離陸時のジャンプは、全てのクサカゲロウに共通かどうかも分かりません。