生きもの写真リトルリーグ2017 結果はこちら
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GH5 + DMW-XLR1 オナガササキリ鳴く
使い始めて3年目になるSennheiser MKH8060。GH5にDMW-XLR1を介して取り付けたところ、期待以上のマッチングに大満足です。
ところで、このDMW-XLR1。カタログスペックでは96kHz/24bitで記録できるとあります。これは私が現在メインの録音機として使っているZoom H6と同じスペック。それじゃあ、映像から音声を抜き出して、Audacityで波形もチェックしてみましょう。
YouTube用に書き出した時点で48kHzにリサンプルされますので、オリジナルのMOVファイルをQuicktime Player7で開き、音声だけWAVに書き出し、Audacityで開きました。(あとで気がついたのですが、MOVファイルを直接Audacityに読み込ませることもできました)スペクトログラムを見ても、ちゃんと48kHz付近まで記録されています。全然問題ナシ。いつもH6のファイルを見ているのと何も変わりません。
ちなみに、モノラルでの収録ですが、DMW-XLR1の設定で左右2chに記録しています。パワーの強い部分は黄色〜白で示されます。オナガササキリの声は、14〜15kHz付近、それと20kHz付近が最も強いと読み取れます。
現在48才の私の耳には、このオナガササキリの声が以前ほど強く入ってこなくなっていること、自覚しています。オナガはまだよくて、ウスイロはかなりヤバい・・・ホシササキリは全くダメで、5年前、43才の時点で既にほとんど聞こえませんでした。
Youtube動画を見て、音ちゃんと入っていないじゃないの? すごいマイクをつけた割に大したことないんじゃない? と思った方、どうぞご注意を。音はしっかり録れているはずです。かく言う私の耳にも弱くしか聞こえないのですが・・・繰り返しますが、DMW-XLR1はとってもよかった! 機材はコンパクトにまとまりハイレゾに同録できるのですから、ワンマンでやっている者としては大変ありがたいです。ファンタム電源を使うのでバッテリーの減りが早くなるだろうと覚悟していましたが、余計な心配でした。カメラがスリープに入れば、電源供給も止まります。使ってみてから、あ、そうかと気がつきました。
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GH5 VFRスロー ヒシバッタのディスプレイ
ハラヒシバッタでしょうか。時々、瞬間的にパッと翅を開く行動が見られます。耳に聞こえる音はありません。音声波形を調べても48kHz付近まで特に音らしきものを見られませんでした。
38秒からスロー。スローで確認しても、ただ後翅を広げているだけで、発音ではないように見えます。視覚的なディスプレイのようです。
スローの最初のカット、ピントが合っていませんが、奥に交尾中のカップルがいて、手前の雄の翅の動きに反応しているのが確認できます -
アオムシコバチ
周りの草にとけこみ、普段はまず見つからないキアゲハの蛹です。それがどうしたことか、この蛹は時々大きく震えて、遠くからもよく目立っていました。何か変だと近づいて見ると、蛹の表面には黒い小さなハチの姿が・・・・
小さいけれど恐ろしい寄生蜂、アオムシコバチが産卵中でした。蛹の表面には黒い点のようの傷がいくつも見られ、すでにたくさんの卵が産みつけられたことが想像できました。残念ながら、この蛹、成虫への羽化は絶望的です。
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庄内砂丘のハマスズ
ZOOM H6, RODE NT5 (Omni Stereo) 2017.0821 山形県鶴岡市
ビービー鳴いているのがハマスズです。ひとり鳴きのスズムシ、ヒロバネカンタンの声も聞こえます
いつも9月末になってから、そういえばハマスズは・・・と慌てて最後の生き残りのようなのを撮影していました。一番旬な頃を逃してしまうのは、砂浜が海水浴場&有料駐車場になってしまい、またそのうちにと思っているうちに出遅れてしまうのです。やっと今年ベストシーズンを捕まえました。
雌を撮影して画像を確認してハッとしました。まるで翅の下の砂地が透けて見えているようです。もちろん、これは翅の模様ですし、翅の下はお腹なのですが、見事なものです。白く明るい砂が影を柔らかく起こしてくれて、ただストロボでバシャッとやっただけなのに、思いがけず美しく撮影できました。体長7〜8mmの小さなコオロギです
ハマニンニク・・・でいいのかな?庄内浜の草地では、こんな背丈ほどもあるイネ科植物が8月初めから花を咲かせています。