夏にミドリシジミを見た場所で卵を探してみた。
ミドリシジミの卵を探すのは初めて。
事前に調べたところでは、割と若い木の幹に見つけやすいとのこと。
ずぶずぶぬかるむ湿地に他と離れて生えた若いハンノキ。
そこにようやく見つけた。
卵塊は高さ1mほどのところにあった。
2008年12月7日 酒田市 E-520 14-42mm
こんなにたくさん固まっていると、本当にゼフの卵なんだろうかと心配になってくる。
初めて見るものだし、幼虫を見るまでは安心できなそうだ。
12月7日の朝。
前夜から降り出した雪で一面真っ白になった。
早めに雪囲いをすませたので、大雪になってもひとまず大丈夫。
庭の花、雪をかぶって寒そう。
左からキク、ツバキ、ビワ。
でも気温は0℃以上あって、雪はみるみるとけていった。
昼過ぎ、月山方面に走り出す。
鶴岡でも山ぎわに向かうとまだまだ雪が残っている。
田麦俣で多層民家を久しぶりに見た。
今は二軒のみで、前に見たときより寂しくなった。
前って何年前だった?
以上 鶴岡市 E-520 14-42mm マクロ50mm+テレコン
結局、志津までいってしまった。
さすがにこのあたりは雪が深い。
目当てのクモガタガガンボの姿はなかった。
山形県西川町 E-520 14-42mm
かがくナビの「今週の自然だより」
今週、私はビワの花をテーマにしました。
かがくナビは科学技術振興機構(JST)運営の、科学に興味のある小中高生向けの情報サイトです。
今週の自然だよりでは、湊和雄さんが沖縄のやんばるを、尾園暁さんが湘南を、そして私は庄内中心に東北を紹介します。
よく晴れた12月らしくない暖かさのなか、カシワの木にゼフィルスの卵をさがした。
でも、まず目に飛び込んできたのは、冬芽に産卵するタマバチだった。
体長3mmほどの小さなハチ。
この大きなお腹には相当な数の卵を持ってそうだ。
こちらは別種のタマバチだろうか。
産卵管の形状がだいぶ違って見える。
小諸で見たように、もう少し季節が進むと無翅のタマバチも出てくるだろうか。
来春どんな虫こぶを形成するかも確認したい。
こちらは唯一見つけたゼフィルスの卵。
以前小諸で見ていたハヤシミドリシジミの卵よりずっと小さく感じた。
ウラジロミドリシジミの卵だろうか。
2008年12月2日 鶴岡市 EOS KissD X MP-E65mm