Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

カテゴリー: 昆虫

  • オナガアゲハ

    庄内砂丘の防砂林はおもに植林されたクロマツで、広葉樹はポツポツ混じっている程度。
    などと思っていましたが、意外に色々な虫たちが見られます。

    今はアゲハの仲間が旬なようです。
    オナガアゲハが海岸から1km以内で見られるとは驚きました。

    オニユリで吸蜜するクロアゲハ

    実はカラスアゲハがたくさん飛んでいてビックリしたのですが、連中、全然花にとまってくれません。
    雌を探すだけの雄のようでした。
    でも、これは朝早い時間にくれば天国かも。。。

  • アオバセセリ

    土手の上の方にアオバセセリが見えました。
    遠い。。。届かんなあ。

    諦めて下から見ていると、思いがけずおりてきました。
    しかし、パッとやぶに飛び込んで姿が見えなくなってしまいました。
    これは前にも何度か見た行動。。。チャンス到来!
    葉裏で休むアオバセセリです。

    まともにストロボをあてると、こんな不自然な感じになってしまいます。
    青い翅は見た目以上に光りますが、複眼も妙な感じに光ってしまいます。

    光軸をずらし、露出も気をつけて撮影。
    少々地味な感じですが、見た目に近く撮れています。

    一度休むと決めたら、とことん休むつもりのようです。
    ちょっとおどかして飛ばしても、すぐ近くの葉裏に隠れてくれました。
    ありがたいモデルさんに安眠妨害の連続で申し訳なかったですが。。。

  • ヒグラシほか

    ヒグラシは薄暗い中で鳴いているので姿は見えにくいのですが、とってもキレイなセミです。
    夕方の盛んに鳴いている姿を撮影しましたが、暗い林の中、ストロボ無しにはとてもこの鮮やかな姿は写せません。

    こちらは雄。


    こちらが雌です。
    雄の方がお腹が大きいのは、音を共鳴させる管の役割をしているためで、内部はほとんど空洞です。

    T山の尾根道を歩いてヒグラシを探しました。割と低い位置で鳴いて撮影しやすかったです。
    ただし薄暗い林の中で、また無数のヤブカに襲われました。

    他、道中撮影した虫たち。この日は収穫は少なめでした。

    ヒメコガネ

    色んな植物の葉を食べていますが、シダ類まで食っています。

    アシグロツユムシの幼虫

    葉を食べています。

    イチモンジカメノコハムシ

    ムラサキシキブの葉を食べます。

    たぶん、これがイチモンジカメノコハムシの食痕

    ノコギリカミキリ

    今年はじめてみました。

    ホソカッコウムシ

    小さくしか撮れなかったのでトリミングしています。
    すぐに逃げられてしまって残念でした。。。

    アサギマダラ

    この時期にしては珍しく、こんな低山におりました。翅がだいぶ傷んでいます。
    どういう流れでここにいるのでしょう?

  • ヤマトヤブカ

    家の周辺はヒトスジシマカばかりですが、高舘山の尾根道ではヤマトヤブカも少なくありません。やられてばかりでは面白くもないので1枚撮影してからやっつけることに。

    このまま、もう少しお腹が膨れるまで・・・などと粘っているうちに、ヤブカはお腹いっぱいになって飛び去ってしまいました。
    ありゃ、結局逃がしてしまった・・・

    ふと気がつくと、近くにお腹いっぱいに血を吸ってくれた一匹がとまっています。逆光気味に撮ったらキレイそう・・・とたんに大事なモデルさんとなったヤブカを脅かさないように、そっと撮影準備。

    この赤は、私の血の赤です。さっきまで体の中を巡っていた、いわば私の分身・・・

    ここで気がつきました。お尻から数秒おきに一滴ずつおしっこを出しています。

    これはついでに写真にも撮っておこう!と思い立ちましたが、それからが大変でした。タイミングはかなり気まぐれ、しかも相当短い一瞬の出来事です。ヨコバイより難しい!

    40枚くらい切って、ようやく1枚残りました。う〜ん腕が悪い

    おそらく、余分な水分を排出しているものと思います。
    家の中のカでも時々、つぶすと水分の少ないボテッとした血を持ったのがいます。こんな風に積極的に水分を排出した結果なのでしょう。

  • 飛島の昆虫たち

    今日の目的は、次の観察会でのコースを歩いて所要時間の確認をとることです。なので、あまりじっくり見てまわることができませんでしたが、なかなか面白いものを見ることができました。

    まずはトラフカミキリ

    クワの古木にぽつんととまっています。
    ちょっと驚かせると歩きまわりますが、すぐに幹の途中で動かなくなります。
    辺りを見まわしているようなポーズ。テリトリーを見張っているのでしょうか。

    トラフカミキリはアシナガバチにそっくりです。
    これはキアシナガバチに似た色合い。

    こちらはセグロアシナガバチに似た色をしています。

    突然藪から飛びだしてきてビックリさせてくれました。
    オオトモエです。二年前はハグルマトモエ(たぶん)を撮影しています。

    道路に落っこちていたミヤマクワガタの頭。驚きました。
    数日前に永幡さんに「飛島にはミヤマクワガタもいるんです」と聞いて、へ〜意外、なんて言っていたばかりなのに、こんなに早くそれらしきものを見るとは。。。

    もちろん、できれば生きているモノを見たかったです。
    食べたのは何者でしょう? 飛島だからタヌキやイタチってことはないと思います。
    いや、そんなことはないかな。。。

    オオシオカラトンボ

    トンボはこのほか、シオカラトンボ、ウスバキトンボ、ギンヤンマを見ました。
    一度、オニヤンマらしきものが視界の隅を通っていきました。

    ショウリョウバッタはまだ幼虫

    オンブバッタも幼虫

    姿は見ませんでしたがコカマキリも生息しているようです。

    ストロボを使うとこんなになってしまうのですが、普通のクロヒカゲです。

    画像には残せませんでしたが、チョウは他にゴマダラチョウとルリタテハを見ました。