Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

カテゴリー: 昆虫

  • ミスジチョウの幼虫

    山形市のヒメギフチョウの生息地に20年ぶりに訪れました。大学2年くらいまで、毎年自転車で通った場所です。カタクリも咲いて食草も見られます。でも、一匹も見ることができませんでした。残念!

    環境はだいぶ変わってしまっていますが、まさか・・・

    ウロウロ歩きまわっている途中で、ミスジチョウの幼虫を見つけました。
    まだ芽吹いていないので越冬の姿のままです。

    ミスジチョウの幼虫は、こうして枝に残った枯葉にとまって身を潜めています。
    体色は見てのとおり枯葉と同じ。全く同化して見えます。

    枯葉が春まで枝に残っているのは、もちろん、幼虫のほどこした細工のためです。枝の根元がしっかり糸で固めてあります。

    さて、ここにも一匹幼虫が隠れています。わかりますか?

  • キブシの花とスギタニルリシジミ

    気温が上がったため日がかげっても虫たちの動きは活発でした。
    キブシの花で吸蜜しているのはスギタニルリシジミ。
    アリが一匹ちょっかい出しているのに気づき、慌てて写真に撮りました。
    案の定、スギタニは直後にとんでもない驚き方で飛び去っていきました。

    気がつくと、このキブシにはアリがいっぱい。トビイロケアリでしょうか。
    いい蜜がたくさん出ているようです。

  • ビロードツリアブ

    ホバリングしながらテリトリーを見張っている雄、と思います。
    クマバチやシマハナアブで見る行動と同じに見えます。
    フキノトウが咲く枯れ草の原に、こんなビロードツリアブがたくさん見られました。

    画像を確認すると、みな複眼がくっついているので雄であることは間違いありません。

    シャッタースピードは1/5000秒。これでなんとか翅の動きは止まっているようです。

    1/4000秒では、少しぶれています。
    花曇りの天気でこのシャッターを稼ぐために、ISO640に設定しています。

  • 羽化直後のギフチョウ

    羽化直後、といっても室内での撮影です。
    昨年幼虫を採集して蛹を保管していたものが、羽化してきました。
    数日前に雄が、今日は雌ばかりです。
    蛹は庭先に置いていますが、自然状態と割と近いタイミングで羽化したように思います。
    目的のビデオ撮影はあまりうまく行きませんでしたが、まずは撮影終了。

    翅がのびきった様子を写真にもと撮影したのですが、あまりに鱗粉の並びがキレイで感激しました。
    部分アップも標本を撮影するのとは美しさが全然違います。

  • 越冬から覚めたチョウたち

    最高気温は16℃。薄曇りではありますが、暖かい一日でした。
    越冬から覚めた昆虫たちが本格的に活動を始めています。

    シータテハがフキノトウで熱心に吸蜜しておりました

    地面におりて日光浴中のスジボソヤマキチョウ

    翅を傾けて太陽光を垂直にあてようとするポーズ。よくよく見ると頭は傾けていないような。。。

    さらに近づいて見ると、確かに、傾けているのは翅だけのようです。

    これって毎度のことでしょうか。たまたまこの一匹がこの時だけとった姿勢なのかも知れません。
    今後に出あうものたちで確認してみましょう。

    山の上ではヒオドシチョウがテリトリー内を監視中