Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

カテゴリー: 昆虫

  • ツリフネソウとトラマルハナバチ

    10/9かがくナビ公開のツリフネソウについて、補足画像です。

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    トラマルハナバチがやってきました。

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    花への侵入開始。

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    入り口はやや窮屈です。中に入るためには、後ろ脚を使って広げるようにします。内部に潜りこむと、イヤでも天井から下がっている雄しべと雌しべが押しつけられることになります。

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    花から出てきたところ。背中側は頭から胸、翅、腹部までしっかり花粉がつきます。胸のあたりは何度も擦れて毛が薄くなっているようです。

    ツリフネソウにとってトラマルハナバチは大事なお客さま。トラマルハナバチの方も、サイズがぴったりなこの花に喜んで吸蜜に来ているようです。

  • イラガのマユ作り

    ああ大失敗。途中までは順調に撮影できていたため油断してしまいました。一番面白い部分を撮り逃してしまい、今日の撮影は残念な結果に終わってしまいました。

    イラガのマユ作りです。ちゃんと観察・撮影したのは初めてです。
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    最初にマユをつくる場所を決めると枝の皮をかじる・・・驚きました。以前、何かで見ているかも知れませんが、少なくとも記憶に残ってはいなかったです。

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    上の写真の50分後には、少しずつですがマユのおおよその形が出来上がってきました。ビデオも同時に撮影していてイイ感じでしたが・・・。

    あいかわらず失敗をくり返しています。あまりに悔しく、次に撮影に成功しないことには事の顛末を報告できそうもありません。こんな絵文字は使ったことがないのですが、今日の私は全く「orz」でした。

  • ショウリョウバッタモドキ

    山形の永幡さんに教えてもらった鳥海山ふもとのショウリョウバッタモドキのポイントを訪れました。秋田県側です。午前中に向かった鮭川で急に思い立って移動したため、無事に着けるか怪しいものでしたが、何とか日没前に到着。
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    やっぱり遅かった。。。気温は下がってくるし高いススキに遮られて薄暗く。。。

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    でも見つかりました!、私はじめて見るショウリョウバッタモドキです。証拠写真程度にしか撮れませんでしたが、もちろん、また日を改めて訪れたいと思います。

    もう一つ、発見がありました。
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    カヤコオロギ。これも初めて見る虫です。長野でも山形でも見た記憶がありません。
    翅が短く幼虫かと思ったら、これで成虫とのこと。どうも鳴かないようです。
    日没近くギリギリの明るさの中で結構目に入ってきました。

  • アキアカネの産卵

    鮭川村で、稲刈り後の田んぼで産卵するアキアカネを撮影。

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    雌のお腹が水面をたたく瞬間をねらってみますが、なかなか難しい!かなりの枚数を費やして、ようやく画面の隅っこに何とか一枚写りました。

  • ホソヘリカメムシの幼虫

    10/2公開の今週の自然だよりでも紹介しましたが、ホソヘリカメムシの若齢幼虫はアリにそっくりです。多くはもっと成長した幼虫で、自然だよりに載せたサイズの幼虫は少数で、ちょっと苦労しました。

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    たぶん2齢幼虫と3齢幼虫と思います。アリに似ているのはこのあたりまで。

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    ホソヘリカメムシの幼虫は所々に集団を作っていて、成長段階をまとめて見ることができます。終齢幼虫くらいになると、もはやアリっぽさは皆無。お腹はクモを連想させます。

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    ちなみに、これが成虫。飛ぶ姿はカメムシとしては非常にシャープで、ハチが飛んでいるように見えます。