Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

カテゴリー: 昆虫

  • 【Slow Motion】ハッチョウトンボ【Chronos 2.1 Highspeed】

    ハッチョウトンボ雌の飛翔を高速度カメラChronos2.1で撮影。

    撮影:1000fps, 2142fps 再生:60fps, 30fps

    6月の鶴岡は実に3年ぶりです。虫たちが一番活動的なこの時期は長期に出稼ぎ仕事に出ていることも多いのですが、ホームグラウンドで自分のための撮影ができないのは大問題です。ハッチョウトンボにカメラを向けるのも、いったい何年ぶりでしょう?

    体長2cmほどの日本で一番小さなトンボです。今回の動画は雌だけです。以前、雄ばかり撮って雌の素材がなかったので、まず撮影しなければと思っていました。小さくて撮りにくそうですが、高速度カメラとの相性はよく、少し広めにフレーミングすると色んな動きを見せてくれます。

    Chronos2.1 スロー映像集

  • アゲハ幼虫 3齢から4齢への脱皮 4K→FHD

    庭のサンショウではアゲハの幼虫が成長中。脱皮前の3齢幼虫を室内に持ち込み、4齢に脱皮する様子を撮影しました。

    アゲハの幼虫というと、緑色に目玉模様が特徴的な5齢幼虫の印象が強いですが、4齢までは鳥の糞によく似た黒白の幼虫です。その黒白の幼虫も、脱皮直後は突起や頭部がオレンジ色で、まるで別の幼虫のようです。

    脱皮後、幼虫は体が固まるとまず脱皮殻を食べます。今日は脱皮完了から抜け殻を食べ始めるまで1時間以上かかりました。1:16〜1:29にその変化が見えます。脚も頭も黒っぽく色づいていきます。

    GH5&Canon EF180mm F3.5Lマクロで撮影。4K固定フレームで撮影の動画からFHD編集。最大300%トリミング編集しています。

  • ツマグロオオヨコバイ ワックスがけ?

    ツマグロオオヨコバイは、吸汁しながら、数秒に一度、排泄物をポンと飛ばしますが、たまに体に塗りつける行動が見られます。後脚の脚先に一粒つけて翅に移し、それを何度か続けて十分な量がたまると、次に後脚のすねを使い翅全体に薄くのばしていきます。

    これは排泄物に含まれるワックス物質で翅をコーティングする行動じゃないかと思います。随分前に自分のブログにも書いたことがありますが、今見返すと結構断定的に書いていてびっくりします。すべて想像で書いていますので・・・
    ツマグロオオヨコバイ
    脛節の毛が排泄物をのばすブラシの役目をしているのではと、すでにこの時書いています。すっかり忘れて、今回動画を撮りながら全く同じような事を考えていました。

  • 【Slow Motion】ウスバシロチョウの飛翔2【Chronos 2.1 Highspeed】

    ウスバシロチョウの飛翔を高速度カメラChronos2.1で撮影。

    撮影:1000fps 再生:30fps

    5月はウスバシロチョウのシーズン。でも、なかなか撮影のチャンスに恵まれず、せっかくChronosがあるのに、花に来ているウスバシロチョウが楽しいのに、今年は終わってしまうのか。いやいやそんな残念なことになってたまるかと、山間の少し春の遅いポイントに行くと、嬉しいことに、そこはちょうど最盛期。しばし撮影に没頭できました。今年最後のチャンスになりそうですが、とってもいい時間を過ごすことができました。

    とはいえ、実時間5秒以下の撮影に対し、記録に10分も20分もかかってしまう、ハイスピードカメラでの撮影です。カット数はそれほど稼げないし、記録中に目の前でものすごくいいシーンを眼にしても撮影できず見送るしかなかったりで、ストレスいっぱいでもありました。

    Chronos2.1 スロー映像集

  • 【虫の眼レンズ】ウスバシロチョウ【GH5S VFRスロー】

    今年5月、自作虫の眼レンズ装着のGH5Sでスロー動画を撮影したウスバシロチョウです。飛翔シーンの画質がイマイチでYouTubeアップを見送っていましたが、試しにぼかしレイヤーを乗っけてフォギーな絵にしてみたら、ちょっといい感じなりました。0:46〜1:33の吸蜜シーンはノーマルです。

    撮影:180fps 再生:60fps 時間を3倍にのばしています。