雪の上を歩いている小さな虫を発見。近づいてよく見ると、トビイロツノゼミでした。
びしょぬれで体温が下がってまるで動けないようです。
タマバチやクモガタガガンボのような連中ばかり見ていると感覚がずれてしまいますが、普通の昆虫は雪の上ではすぐに動けなくなります。
何だか哀れになり、カメラバックの中を探すと小さなタッパーが出てきました。
これも縁です。持ち帰って、春まで保管することにしました。
新しいスタイルの動画撮影がおもしろく、色々撮影しています。
この日は雪の上に現れるクモガタガガンボを撮影してきました。場所は湯殿山の麓、標高700m付近。
前半に雄、後半に雄で構成しています。たぶん同じ種類と思うのですが、よくわかりません。
しばらくカメラを持って雪道を歩いてみましたが、やっぱり歩いているところしか撮影できませんでした。
歩いているばかりではつまらないと、私も思います。雄と雄の出会いなんて、自然状態で見るのは難しいのか?
ならば、雄の前に雌を置いてみるとかしてみようか・・・などと企んでみます。
ここからは写真です。
動画ではわかりにくい体の仕組みも写真だとバッチリ。
前翅は全くないわけではなく、極々小さなものが残っているのがわかります。
平均棍は何か役目があるのでしょうか。こちらは普通のガガンボと変わらないサイズがあります。
こちらは雄。後脚の腿節は雄と比べると明らかに太く発達しています。腹端は交尾器と思いますが、形状がとっても複雑です。
GH2とBORG71FL(焦点距離400mm)で月の動画撮影。
GH2のEXテレコンを使うと月はもう画面に収まりきれません。マクロでも望遠でも、この機能は大変に有効です。
OLYMPUSの1.4倍テレコンを加えて更に高倍率で覗いてみると、月のクレーターがぐんとリアルに見えてきました。
前半のレンズ構成:BORG71FL+1.4倍テレコンバーターGR
後半のレンズ構成:BORG71FL+1.4倍テレコンバーターGR+OLYMPUS EC-14
どちらもGH2のEXテレコンで更に2.6倍に拡大しています。
大気のゆらぎには透明感があります。これは先々が楽しみになってきました。