飼育下で鳴く様子をGH6の4K120Pで撮影。それをもとに音声ありの10%スロー動画を作成しました。
ツヅレサセコオロギの声はリッリッリ・・・と同じ音を繰り返すのが特徴です。そのリッと1音に聞こえる音ですが、スローモーションで見ると、何度も翅を擦り合わせているのがわかります。そして音も擦り合わせるたびに出ていて、今回の映像ではなんと9回も細かく発音して、一つのかすれたリッという音を作り出していました。
おっと気をつけなければならないのは、私達には1音に感じていますが、コオロギは細かく何度も翅を擦って発音している事は自覚しているはずです。
10月後半になって、ようやくミヤマアカネの産卵シーンを撮影できました。理由は不明ですが、数年前から鶴岡市内にミヤマアカネが増え、実はずっと産卵シーンを撮影できないか、小川を回ったりして産卵ポイントを探していたのです。
見つけたのは、とある運動公園の人工的な小川です。付近には真っ赤に成熟した雄が多数見られ、お繋がりのカップルもとまっています。そのまま待っていると、飛び立って水辺に向かい、打水産卵を始めてくれました!
アキアカネの産卵と違うのは、雌が腹端を水につける時間が長いこと。田んぼの水たまりと違って水深が深いから、自然にそうなるのかも知れません。産卵にかける時間も短く、一分ほどで別れてしまう事が多かったです。
飼育下でエンマコオロギが鳴く様子を撮影しました。カメラはGH6の4K120PのHFRです。HFRは音声同録で撮影ができ、音声ありのスロー動画を作成できます。今回は10%スローを適用しました。
右前翅の裏側にある一筋のヤスリを左前翅の縁でこすっています。
シバスズは体長7〜8mmの小さなコオロギ。公園の芝草などでビーー、ビーーと鳴いています。飼育下で鳴く様子をGH6のHFR240fpsで撮影しました。
HFRだと音声同録のスロー動画を作成できます。シバスズの声は、ヒゲシロスズより振幅が細かく、編集では10%スローと5%スローを適用してみました。 01:06 雌が近づき交尾に至るかと思われましたが、雌はそのまま離れてしまいました。雄は前後に震えながら熱く鳴き続けましたが・・・
ヒゲシロスズは地表に棲む体長7〜8mmの小さなコオロギです。外で鳴く様子は見ることができず、ガラスケースに入れて室内で撮影しました。
GH6のHFR4K120fpsで撮影。HFR撮影だと音声同録のスロー動画を作成できます。編集で25%スローと10%スローを適用。プルプル震えながら鳴いている時があり、スローで見ると音に合わせて踊っているようです。雌が近くにいるときの動きかもしれません。