顕微鏡用対物レンズ10×を使ってモンシロチョウの卵を超拡大撮影。このクラスの拡大撮影ではいつもストロボを使っていますが、はじめてLEDライトで撮影しました。

卵の格子状の表面構造の描写が難しく、ライトの角度を色々調整しましたが、何度も失敗を繰り返しました。改めて見ると暗いかなあ・・・それから、これは初歩的なミスでしたが、あまり考えずに撮影して、すごくブレているのに驚きました。
(さらに…)ZOOM H6, Sennheiser MKH8020, 2020年5月12日 山形県酒田市
鶴岡は日中28℃まで気温が上がりました。夜になってもしばらく高温状態が残り、ふたたび夜のクビキリギス散策にでかけました。
最初の場所の一匹は、高いところを好む子でした。見つけた時はクロマツの3mほどの高さで鳴いていて、それがライトを当てているうちに鳴きやみ、再び鳴き始めたのは50mも離れたサクラの木の中で5m以上高い場所。そのサクラの下にマイクをセットして録音しました。遠くでアオサギの声も響きます。
右手にずっとファンの音が聞こえていますが、あとで電照菊の温室からの音と分かりました。夜21時近くになり、突然灯りがついてビックリ!でした。
気温は20時の時点で18℃くらい。日中の暑さが残っている感じで最初から期待できましたが、なんと5箇所で声を聞くことができました。庄内空港周辺で3箇所、うち1箇所は空港の柵の中で声だけの確認です。2箇所は最上川河口近く。というわけで、5箇所すべて酒田市でした。5月2〜3日の鶴岡市の一匹はすでに移動したようで、声も確認できませんでした。
現場で動画を撮りたいと思ったのですが、最初の場所でなんと飛んで逃げられ、闇の中に見失い、再び鳴き始めたのは50mも離れた場所。(あまりに離れているので別の個体かも知れませんが)そんなに飛ぶのかとビビってしまい、採集して室内で撮影する方向にシフト。でも確保できたのは、上の写真の一匹だけでした。
先日のクビキリギスの声はもっと高い音域で響いていたと思います。今日は車窓からも鳴き声に気づくことができました。そして道路脇のものに限られますから、聞き逃しも多かったはず。実は相当数が鳴いていたかも知れません。
赤川の河川敷にて、この時期、歩いていると足元から飛び出す小さなコオロギはほぼこれ。▼エゾスズの幼虫。
エンマコオロギやオカメコオロギの幼虫が孵化してくるのは、まだ一ヶ月くらい先だと思います。エゾスズは幼虫越冬なので、鶴岡でも5月末には鳴き始めます。
▼これはたぶんエゾツユムシの幼虫。エゾツユムシは、庄内ではもっとも早く成長し、7月に入ると鳴き始めます。脚が曲がっているのは脱皮失敗でしょう。こんな時、さっきからその辺りを歩き回っている自分のせいじゃないかと心配になります。
▼この幼虫が何だかわからず、実は少し前に気になって飼育しています。
エゾスズはプラケースの壁をのぼれませんが、この幼虫は全然お構いなしに、よく蓋にとまっています。ヒバリモドキ科で考えられるのは、もしやキンヒバリ?と思いましたが、キンヒバリの幼虫は、もっと透明感のある黄色のはず。この幼虫は・・・
3年も前の動画をアップして、今からウスバシロチョウの羽化が撮れないものかと思いました。少し山の方で3匹幼虫を捕まえることができたので、持ち帰って飼育していましたが、今朝見るとこの状態。。。
ケースの角に繭を作っていました。落ち葉を敷いて、その隙間に作ってほしかったのですが、失敗です。
もっと習性がわかれば思い通りの場所に繭を作らせられるのでしょうが、う〜ん残念。。。
綺麗に平らな膜を張ります。繊細な仕事っぷりに感心します。
もう一つ、繭ができていました。斜めに膜を張るのが基本なのかな・・・
野外ではまだ繭を見つけることができずにいます。こんなふうに落ち葉を絡めずに繭を作ることができるとなると、どこを探せばいいのだろう。。。
ZOOM H6, Sennheiser MKH8020, 2020年5月3日 山形県鶴岡市
前日クビキリギスを撮影した同じ場所で今夜は音集め。クビキリギスは17秒付近から鳴き始めます。
時間は夜20時、気温は18℃。遠くの田んぼではアマガエルの合唱が響き、代掻きのエンジン音も続いていました。