(9月20日記)伊丹を昼過ぎに出て石川に向かう。ちょうど日没頃に石川県内に入り北陸道を降りた。そこは以前クツワムシを撮影した場所だったが、今回もいい虫に出あえた。▲ハマスズの雄。砂浜にすむ小さなコオロギ。擬態昆虫として有名な種だが、野外で生きたものを見るのは初めてだ。夜の砂浜に小さなコオロギの声を聞き、これはもしやと期待が膨らんだ。LEDライトで探したら、あっけないほどすぐに見つかった。
(2014年9月24日記す) 2日間、急な用事で、休館中の伊丹市昆虫館を訪れた。館長の奥山さんは、なんと私と同郷で年がとっても近い。最近、あの後藤くんとテレビ番組で対談したという、すっごく妙なことになっていて、面白いんだこれが。 私も何か呼ばれるように伊丹にやってきたのだが、でも昼の取材がすんだら、夜の鳴く虫を追っかけに出てしまう・・・自分でももったいないかと思うのだけど、悪い、やっぱりクツワムシが気になる!
教えてもらったポイントで念願のクツワムシを撮影。まさか、こんな場所でという所だった。 ▲くつわの現物はテレビで見たことがあったように思う。この鳴き声、確かにくつわの鳴り音にそっくりなんだろう。
▲翅のこすれ方を撮影しようとアップでせまった。画像を確認しながら、キリギリスと何だか違うような気がした。 これは翅の構造を暴いてみなければならないか。。。
(2014年9月24日記す) 新潟県上越市にて、LEDライトが照らし出したこの状況、黒いものはマジメにニセアカシアの種かと思った。 ▲よく見れば黒いのはツチカメムシで、鞘に口を刺して汁を吸っているのだった。
▲このツチカメムシ、種類がよくわからない。庄内では見ていないと思う。1cm以上あったと思うのだけど、ヨコヅナツチカメムシじゃないだろうか?
庭のハギにルリシジミが来ていた。産卵の動きが見なかったが、きっと卵があるに違いない・・・花芽が無数にある割にすぐに見つかった。勘がよく働いたのだと喜んだが、単に産卵数が多いだけかも知れない。 ▲顕微鏡用10×対物レンズで撮影。約40枚より深度合成
昨夜、森上信夫さんからブログを始めたとメールをいただいた。「森上信夫のときどきブログ」。これまでブログを書かれていなかったのが不思議なくらい、エネルギッシュな森上さんだ。絶対に「ときどき」なんかじゃない頻度で記事を書かれるんだろう。 私もブログを再会できている状態でよかった。。。 (さらに…)
海野さんの小諸日記にヤマトシジミ卵のとてもシャープな写真が出ていた。自分のシステムでもあんなシャープに行くんだろうかと思っていたら、庭のカタバミの周辺にもヤマトシジミが飛んでいる。卵はすぐに見つかった。早速試してみよう。 ▲金属顕微鏡40倍対物レンズで撮影。60枚の画像から深度合成。 どうもコントラストが低い眠い画像になってしまう。色々試してみたけど、眠いからといってその都度コントラストやシャープをいじっていては、何だか危ない気がした。結局いつものセッティングに戻した。
そんなことより、またしても六角形の連続だ(ところどころ五角形も混じっているけど)。昆虫の世界は六角形がよく登場する。面白い! (さらに…)