山形市の山中でのこと。
林道の案内板が破損しておりました。
車が引っかけたんだろうかと思いながら通り過ぎたのですが・・・いや、待て待てぇ〜!
もしやこれは、クマの仕業じゃないの?

根本には、破損した木ぎれが落ちてます。人がこんなことするかな・・・

破壊されてまだ間もない様子。
断面は、見れば見るほど噛み割ったもののように思えてきます。
人によってはかなりの嫌悪感をいだくこんなカットも、私のようなものにとっては楽しくなるばかり。ナミテントウの集団越冬の図は、撮りたくてもなかなかお目にかかれないものです。

一匹、カメノコテントウもまじっていますが、他は全部ナミテントウ。
でも、こんなのはホンのごく一部です。おびただしい数のナミテントウが集まった、ある谷間の小屋で、どう撮影したら「数」を写せるのかともがいた末に、ちょっとまとまっていた所を撮っただけのもの。このおそらく数百倍のテントウムシが、小さな小屋に集結した、ビックリ仰天な光景でした。

ツマジロカメムシとスコットカメムシも外壁をたくさん歩いていました。
しかし、ナミテントウと一緒に固まったりはしないようでした。
なかなかいい谷間を発見しました。
ナミテントウをはじめ、カメムシがたくさん集まっているようです。
多かったのがツマジロカメムシ。黄色く色づいたヤマノイモの葉が暖かそうです。

スコットカメムシと並んでいるところを欲張って探してみますが、結構難しかったです。
双方たくさんいることはいるのですが、できれば紅葉した葉の上でばったりという所で行きたいところ。
ササの葉の上じゃ今ひとつ、だなあ。

注意していましたが、車の中には、テントウムシやカメムシがたくさん入ってしまいました。
避けられるものじゃありません。彼らは越冬場所を探してすき間にもぐり込もうとするわけですから。
そして後日、おかしな事がありました。
前日の飲み残しのペットボトルのお茶など飲まなきゃいいのに、何も考えずに口にした私。
瞬間、ブーーっと思いっきりインパネめがけてぶちまけてしまいました。
お茶と一緒にはき出したのは一匹のカメムシ。たぶん車の中にずっと潜んでいたツマジロです。
まるでドリフのコントみたいに、人って本当に吹き出してしまうものと知りました。
40年生きてきて、たぶん初めての体験。あれは「反射」なんですね。
誰かと向かい合ってのことだったとしても、たぶん抑えられません。
バナナの皮に滑って半回転したり、ミツバチに鼻の頭を指されて涙が止まらなかったり、
「ホントにあるんだこんな事」体験を結構やっている私ですが、また一つ追加です。